演習Ⅱ
担当者田中 延幸教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 この演習は、「20世紀ヨーロッパの経済と企業」をテーマとする。現在、ヨーロッパ経済を構成する諸国の大半はヨーロッパ連合(EU)に加盟し、EU経済の理念・政策・制度から大きな影響を受けている。そのため、ヨーロッパ経済はEU経済とほとんど重なっている。また、EU加盟国の企業は、EU経済における最も重要なアクターの一つである。したがって、この演習を通じて、EU加盟国の企業の動向とともに、EU経済の成立と展開について学ぶ。

授業の到達目標

 ヨーロッパ経済の歴史と現状について学ぶことを通じて、国際的視野を身につけるとともに、資本主義的市場経済の多様性について理解を深め、日本経済ないしアジア経済の将来像を構想する。

成績評価の方法および基準

 レポートの作成と発表:60%
 討論への参加:40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書参加者と相談の上、テキストを決定する。
参考文献

準備学修の内容

 テキストの輪読と討論では、報告者は、テキストの担当箇所の内容を紹介し、論点を提示することができるよう準備すること。また、報告者以外は、テキストの当該箇所を読み、疑問点などを整理しておくこと。個人発表では、報告者は、担当するテーマについてプレゼンテーションすることができるよう準備すること。また、報告者以外は、当該テーマについて調べ、質問を考えておくこと。

その他履修上の注意事項

 毎回、出席すること。

授業内容

授業内容
第1回 テキストの決定
第2回 テキストの輪読と討論―第1章
第3回 テキストの輪読と討論―第2章
第4回 テキストの輪読と討論―第3章
第5回 テキストの輪読と討論―第4章
第6回 テキストの輪読と討論―第5章
第7回 個人発表―通貨統合の歴史(1970年代)
第8回 個人発表―通貨統合の歴史(1980年代)
第9回 個人発表―通貨統合の歴史(1990年代)
第10回 個人発表―ユーロ危機
第11回 個人発表―ユーロ制度の改革
第12回 個人発表―EUとイギリスの経済・企業
第13回 個人発表―EUとフランスの経済・企業
第14回 個人発表―EUとドイツの経済・企業
第15回 まとめ