担当者 | 今野 久子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | TPA-305 |
近年、良好な環境や地域の価値の維持向上のための住民・事業主等による取組みが「エリアマネジメント」として体系化・提唱されている。本演習と並行して開講される「エリアマネジメント論」では、主に「エリアマネジメント推進マニュアル(国土交通省、平成20年度)」に沿ってその基本的な考え方の理解を目指している。
本演習では、上記の論理的・基礎的理解を踏まえ、商業地・住宅地といった地域特性や自治会・NPOなど活動組織に着目して、エリアマネジメントの実践について学修する。具体的には、商業地・NPO組織に関する先進事例を対象に、活動概況や仕組みについて資料調査やフィールドワーク(現地調査)を行う。また、キャンパス周辺の住宅地・自治会組織を対象に、「大学の地域交流・貢献」による課題解決に向けた具体の取組み(想定案)について、学生の視点からディスカッションする。
エリアマネジメントは多様な主体の協働の取組みであるため、本演習も、教員からの話題提供をもとにグループワーク形式を中心とする。グループワークの結果は全員によるプレゼンテーションを行う。また、現地調査や必要に応じた視察調査などの一部は授業時間外に設定する(その場合は適宜代休対応)ことも想定される。
本演習の履修にあたっては、「エリアマネジメント論」を履修(単位修得)済であること、または担当教員の「演習」を履修(履修中、または単位習得済)していることを基本とする。また、総体的な理解を促すため、春・秋学期の通年での履修が望ましい。
また、第1回目の出席を必須とし、上記の授業時間外の視察日程への参加確認とグループ編成のための人数調整を適宜行うので、留意されたい。今年度の視察日程は6月20日(土)を想定する。
なお、受講者の関心等をもとに必要に応じ関係者をゲスト講師として招聘する機会をつくる。
①「エリアマネジメント」の論理的・基礎的理解をもとに、エリアマネジメントの実践事例の活動概況とポイントについて説明することができる。
②「大学の地域交流・貢献」に関して、身近な地域での活動テーマや活動計画・取組み実践案について意見を述べることができる。
③グループワークにおいて定められた時間内に、KJ法等による意見交換と発言趣旨の記録、合意形成・とりまとめを行い、結果を分かりやすく伝えるよう発表することができる。
評価は個人で提出する課題レポートが40%、授業内容に関するリアクションペーパーが20%、グループワークへの参加・積極的貢献が20%、グループワークの成果発表が20%の配分によって総合的に評価する。なお、課題レポートはグループワークの材料とするものであり、期限に遅れるとグループ検討に支障をきたすため厳しく減点評価し、また提出しない場合には単位を認めない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 以下の資料・参考書を適宜用いるほか、授業のなかで必要に応じて適宜紹介する。 | ||
教科書 | エリアマネジメントに関するホームページ掲載資料(エリアマネジメント推進マニュアル等) | 国土交通省 | |
参考文献 | (2008)『地域と大学の共創まちづくり』 | 小林英嗣他 | 学芸出版社 |
参考文献 | (2012)『多摩ニュータウン物語 オールドタウンと呼ばせない』 | 上野淳・松本真澄 | 鹿島出版会 |
参考文献 | (2005)『ニュータウンの未来』 | 秋元孝夫 | 多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議(pdf版無償配布) |
3.成績評価方法に示した通り、グループワークの事前検討として、授業時間外に予め個人で調査・考察した「課題レポート」をまとめ、提出すること。これをグループワークの検討材料として活用する。
また、まちづくりは、日常生活のあらゆる分野が総合的に関連するため、日頃から新聞、雑誌、メディア情報等を通して地域・社会の現状に広く関心を寄せるようにしてほしい。
〇講義やグループワークの妨げとなる行為を厳に慎むこと。特に他の受講学生に迷惑となる行為は退席を願い、評価の減点対象とする。
〇3.成績評価方法にも示した通り、レポート提出期限に遅れた場合は減点、提出しない場合には単位を認めない。
〇履修にあたっては、「エリアマネジメント論」を履修(単位修得)済、又は並行して履修することが望ましい。
〇春・秋学期の通年での履修を基本とする。
〇第1回目の出席を必須とし、授業時間外の視察日程への参加確認とグループ編成のための人数調整を適宜行う。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション ※出席必須、視察日程調整、グループ編成のための人数調整(適宜) |
第2回 | 住宅地域のエリアマネジメント① 講義:話題提供(多摩ニュータウン、キャンパス周辺の住宅地区など) |
第3回 | 住宅地域のエリアマネジメント② 現地調査 |
第4回 | 住宅地域のエリアマネジメント③ 現地調査、課題把握 |
第5回 | 住宅地域のエリアマネジメント④ グループワーク:課題解決のための活動テーマ検討 |
第6回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑤ グループワーク:課題解決のための活動計画・取組み実践案(想定案)検討 |
第7回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑥ グループワーク:課題解決のための活動計画・取組み実践案(想定案)検討 |
第8回 | 住宅地域のエリアマネジメント⑦ グループワーク:課題解決のための活動計画・取組み実践案(想定案)検討 |
第9回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)① 講義:話題提供(「大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地域」など) |
第10回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)② グループワーク:資料調査(CSR報告:インターネット掲載 等) |
第11回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)③ グループワーク:資料調査(CSR報告:インターネット掲載 等) |
第12回 | 商業地域の視察(丸の内周辺など)振り替え (視察は土曜等に実施予定:第1回で参加者により日程調整) |
第13回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)④ グループワーク:視察先等の商業地域のエリアマネジメントの概況 |
第14回 | 商業地域のエリアマネジメント(CSR)⑤ グループワーク:視察先等の商業地域のエリアマネジメントのポイント |
第15回 | グループワーク成果の発表、春学期の総括 ※以上は、受講者の理解関心や進捗等により若干修正する可能性もある。 |