経済統計学Ⅰ
担当者石川 義孝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングECS-205

授業の概要(ねらい)

経済統計は、経済の円滑な運営や健全な発展に欠かせない、重要な役割を担っており、社会の公共財と位置づけられています。統計作成機関にとっては、経済統計の信頼性を不断に高めるとともに、経済構造の変化を的確にフォローしうる統計インフラを整備していくことが求められています。統計の利用者の側では、日本国内で公表されている多種多様な経済統計の内容を正しく理解し、適切に利用することが求められます。とりわけ、経済学部の学生にとっては、経済統計の勉強は重要で不可決です。日本で刊行されている多岐にわたる経済統計が、いかに作成され、どのような意義を持っているか、さらにそれらをどのように利用すべきかに関し、的確な知識を持っていただく必要があります。

授業の到達目標

①経済統計のなりたちや最近の論点を正しく理解すること。
②各種の経済統計に出ている具体的なデータを、適切に利用できること。

成績評価の方法および基準

授業内容の理解度を確認するための小テストを50%、期末の試験の結果を50%とし、その合計で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『経済統計の活用と論点(第3版)』 梅田雅信・宇都宮浄人(東洋経済新報社)
参考文献

準備学修の内容

前回の授業内容を復習し、次回の授業内容を予習して、授業に臨んでいただくことが望ましいです。

その他履修上の注意事項

予備知識は、特に必要ありません。

授業内容

授業内容
第1回授業の進め方
第2回経済統計の役割、経済統計を取り巻く環境変化
第3回経済統計の課題
第4回景気変動の基本的メカニズム
第5回経済統計の特徴
第6回経済統計の誤差、振れ、定義
第7回経済統計の入手と分析
第8回経済統計の解釈・判断
第9回SNA統計の役割・仕組み
第10回個別統計の概要と留意点
第11回家計支出に関する統計
第12回個別統計の概要と留意点
第13回設備投資関連統計
第14回個別統計の概要と留意点
第15回春期のまとめと試験