経済統計学Ⅱ
担当者石川 義孝教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングECS-206

授業の概要(ねらい)

経済統計は、経済の円滑な運営や健全な発展に欠かせない、重要な役割を担っており、社会の公共財と位置づけられています。統計作成機関にとっては、経済統計の信頼性を不断に高めるとともに、経済構造の変化を的確にフォローしうる統計インフラを整備していくことが求められています。統計の利用者の側では、日本国内で公表されている多種多様な経済統計の内容を正しく理解し、適切に利用することが求められます。とりわけ、経済学部の学生にとっては、経済統計の勉強は重要で不可欠です。日本で刊行されている多岐にわたる経済統計が、いかに作成され、どのような意義を持っているか、さらにそれらをどのように利用すべきかに関し、的確な知識を知識を持っていただく必要があります。

授業の到達目標

①経済統計のなりたちや最近の論点を正しく理解すること。
②各種の経済統計に出ている具体的なデータを、適切に利用できること。

成績評価の方法および基準

授業内容の理解度を確認するための小テストを50%、期末の試験の結果を50%とし、その合計で評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『経済統計の活用と論点(第3版)』梅田雅信・宇都宮浄人(東洋経済新報社)
教科書秋期の授業では、上記教科書の「第Ⅱ部 各論」の第4章から第10章までを扱います。
参考文献

準備学修の内容

前回の授業内容を復習し、次回の授業内容を予習して、授業に臨んでいただくことが望ましいです。

その他履修上の注意事項

予備知識は、特に必要ありません。

授業内容

授業内容
第1回授業の進め方、政府部門に関する統計
第2回個別統計の概要と留意点
第3回対外バランス統計
第4回個別統計の概要と留意点
第5回生産関連統計
第6回個別統計の概要と留意点
第7回企業動向に関する統計
第8回個別統計の概要と留意点
第9回雇用・賃金関連統計
第10回個別統計の概要と留意点
第11回物価・地価関連統計
第12回個別統計の概要と留意点
第13回金融関連統計
第14回個別統計の概要と留意点
第15回秋期のまとめと試験