会計監査論特講
担当者岩﨑 健久教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

本講義は、会計監査の意義、役割、制度、わが国の監査基準の詳細を解説しながら、リスク・アプローチ、内部統制、継続企業の前提の監査など様々な論点を取り上げ、わが国の会計監査の実情をみながら、基礎レベルから上級レベルの監査実施論、監査報告論を学修していきます。

授業の到達目標

まず全体的に会計監査に関する基礎的な理論を修得し、次に監査実施論、監査報告論に関する様々な理論を会計監査の実情とむすびつけながら理解できるようにします。

成績評価の方法および基準

授業への貢献度を20%程度、レポートを80%程度にして評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『会計監査論』岩﨑健久(税務経理協会)
参考文献

準備学修の内容

上記のテキストを事前に熟読し、これを踏まえて会計監査に関連のニュースに着目して、その内容をよく理解するように努め、最近の事例において何が問題点なのか検討、整理してください。

その他履修上の注意事項

私語は厳禁です。

授業内容

授業内容
第1回会計監査に関する全体的な理論について解説します。
第2回会計監査の意義について詳細を解説します。
第3回監査の様々な分類について説明し、財務諸表監査について解説します。
第4回わが国の監査制度について、会社法、金融商品取引法にもとづく監査についてその詳細を解説します。
第5回わが国の監査基準のこれまでの改訂の流れを解説します。
第6回現在のわが国の監査基準の体系についてその詳細を解説します。
第7回監査基準の目的基準、一般基準についてその詳細を解説します。
第8回監査基準の実施基準について、基本原則を中心に解説します。
第9回監査基準の実施基準の細則について、その概要について解説します。
第10回実施基準の詳細の理解を踏まえて、監査の実態について解説します。
第11回監査基準の報告基準について、基本原則を中心に解説します。
第12回監査基準の報告基準の細則について、その概要について解説します。
第13回報告基準の詳細の理解を踏まえて、監査意見の実態について解説します。
第14回四半期レビュー、内部統制監査について概要を解説します。
第15回総まとめを行います。