西洋史概説Ⅱ(教職)
担当者工藤 則光教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングESS-206

授業の概要(ねらい)

 西洋史概説Iに引き続いて、ヨーロッパおよび南北アメリカの通史を講義する。具体的には、該当事項について高等学校学習指導要領(地理歴史編)に従って概観した後で、歴史学の研究成果に基づいて教科書には書かれていないが、歴史理解に必要である重要な側面をできるだけ紹介する。

授業の到達目標

 1.西洋史について基本的知識を獲得し、それらを説明できる。
 2.高校世界史BおよびAの西洋史部分について自信をもって教えることができる。
 3.世の中の動きを歴史的に考えるための視点を獲得する。

成績評価の方法および基準

小リポート・小テスト40%、期末テスト60%
①小リポートは基本的に授業中のリアクション・ペーパー(原則毎回実施)のことである。
②小テストは履修者数にもよるが、原則毎月実施する。主に教科書から出題する。
③期末テストは定期試験日となることもある。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『最新世界史図説タペストリー 十八訂版』(2020年) 帝国書院編集部編帝国書院
参考文献『世界史との対話 70時間の歴史批評』全3巻(2011~2012年)小川幸司地歴社

準備学修の内容

 概説書、DVDなど理解を深めることができる教材を紹介するので、事前に読んだり見たりするとよい。

その他履修上の注意事項

①教科書として使用する『最新世界史図説タペストリー』は高校時代に用いた版でもよい。
②世界史教科書(A・B)を再読すること。
③履修人数によるが、グループワークなどの作業も行うこともある。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:①授業の目的と進め方など、②西洋史概説Ⅰの復習
第2回Ⅳ.近代
1.アメリカ合衆国独立とフランス革命
第3回Ⅳ.近代
2.産業革命と社会問題ロシア帝国
第4回Ⅳ.近代
3.19世紀ヨーロッパと国民国家
第5回Ⅳ.近代
4.アメリカ合衆国の発展
第6回特論⑤:ロシア帝国
第7回特論⑥:近代史に関する近年の歴史学の成果および動向
第8回Ⅴ.現代
1.第一次世界大戦とロシア革命
第9回Ⅴ.現代
2.第二次世界大戦
第10回特論⑦:ラテン・アメリカの歴史
第11回特論⑧:アフリカの歴史 
第12回Ⅴ.現代
3.トルコ革命とパレスティナ
第13回Ⅴ.現代
4.冷戦とその終結
第14回特論⑨:現代史に関する近年の歴史学の成果および動向
第15回まとめと期末テスト