担当者 | 江本 伸哉 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
われわれは日々、無意識のうちに「日本経済」の中で暮らしています。しかし、それがあまりにも日常的なために、日本経済のしくみについてじっくりと考える機会が少ないのではないかと思います。
そこで、このゼミではまず、『池上彰のやさしい経済学1 しくみがわかる』(日本経済新聞出版社)について、各章を2つに分けて、ゼミ生がグループワークによって分担して、パワーポイントと配布レジュメを使って、その要点と疑問点、調べて分かったことを報告してもらった後、他のグループとの間でQ&Aをしてもらいます。その後、私が補足、解説していきます。
池上さんは難しい経済・政治・国際・社会問題を分かりやすく解説する第一人者で、日本経済についても、よくご存知です。この本をしっかり読みこなし、ゼミでみんなの前で発表することによって、日本経済の基礎をひととおり理解します。同時に、社会に出てから必ず必要になる読解力、調査能力、プレゼンテーション能力を高めます。
私からゼミ生の皆さんの今後の研究テーマのヒントや就活のヒントも提供します。
ゼミで感じた疑問、感想・意見、要望・改善提案などは毎回ミニッツペーパー(MP=復習問題)に書いて提出してください。次回のゼミで「MP通信」にまとめてお答えします。
①教科書2冊を1年かけてじっくり、深く読み通す根気を身につける。
②日本経済についての基礎的な知識を理解し、他の人に説明できるようになる。
③グループ内で責任を果たし、メンバーと協力して作業を進められるようになる
④グループ内で教科書の要約(レジュメ)を作成し、その疑問点を自分で調べ、分かったことをパワーポイントを操作しながら発表できるようになる。
⑤自分なりの問題意識をもち、調べたこと、分かったことをレポートの形で論理的にまとられるようになる。
①出席回数が3分の2(原則として10回、公欠は除外して計算)未満の場合は、(たとえ期末レポートを提出しても)単位を与えません。
②発表内容(プレゼンテーション、パワポ、レジュメの創意工夫)50点=グループ単位で評価します(グループ内でよく相談してしっかり準備しているか)。
③期末レポート50点=個人単位でレポートを評価します(グループは無関係)。
④ゼミへの貢献、積極性、グループ内でのリーダーシップ、MPでの鋭い質問、感想・意見、要望・改善提案に対しては、②③とは別に特別加算(5~20点)をします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 池上彰のやさしい経済学1 しくみがわかる | 池上彰 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 日本経済入門 | 藤井彰夫 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 一番わかりやすい日本経済入門 | 塚崎公義 | 河出書房新社 |
参考文献 | 日本経済入門 | 日経ビジネス | 日経BP社 |
①ゼミが始まる前に必ず教科書を手に入れて、いちど読み通してください。分からないことがあっても構いません。ゼミで質問して下さい。ゼミで毎回提出してもらうミニッツペーパー(MP=復習問題)に書いてもらっても構いません。
②日本経済は生き物です。そのリアルな動きをつかむために、『日本経済新聞』(紙の新聞でも、スマホやタブレット、PCで読める電子版でも構いません)を毎日読む習慣をつけることを強くお勧めします。図書館では無料で読めます。企業や役所への就活や就職後も、『日経』がいちばん役に立ちます。
①ゼミは経済学部生の中核になる存在で、毎回出席が原則です。出席が3分の2(公欠がない場合は10回)未満の場合は、単位を与えません。
②公欠の場合は1か月以内に届けを出しましょう。届けを出さないと欠席扱いになってしまいます。
③授業に無関係な私語やスマホ操作、食事は原則として禁止です。
④ゼミ生の集中力を保つため、途中で5分間の休憩を取ります。休憩中は私語、スマホ操作、トイレ、ストレッチ体操など自由にどうぞ。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス ①江本自己紹介(パワポファイル) ②ゼミの進め方、評価方法など説明(同上) ③グループ編成、発表順など決定 |
第2回 | ①グループごとにゼミ生自己紹介(各グループでメンバーを表現する写真を含む1本のパワポファイルにまとめ、グループの特徴をみんなにアピールしてください!) ②教科書第1章「金は天下の回りもの――経済とは何だろう?」前半(P7~33)=江本がお手本(?)プレゼン |
第3回 | 教科書第1章「金は天下の回りもの――経済とは何だろう?」後半(P34~54)=グループ発表❶ |
第4回 | 教科書第2章「お金はなぜお金なのか――貨幣の誕生」前半(P55~73)=グループ発表❷ |
第5回 | 教科書第2章「お金はなぜお金なのか――貨幣の誕生」前半(P74~94)=グループ発表❸ |
第6回 | 教科書第3章「見えざる手」が経済を動かす――アダム・スミス」前半(P95~112)=グループ発表❹ |
第7回 | 教科書第3章「見えざる手」が経済を動かす――アダム・スミス」後半(P113~136)=グループ発表❺ |
第8回 | 教科書第4章「資本主義は失業者を生み出す――マルクス」前半(P137~154)=グループ発表❻ |
第9回 | 教科書第4章「資本主義は失業者を生み出――マルクス」前半(P155~182)=グループ発表❼ |
第10回 | 教科書第5章「公共事業で景気回復――ケインズ」前半(P183~202)=グループ発表❽ =期末レポート課題出題 |
第11回 | 教科書第5章「公共事業で景気回復――ケインズ」後半(P183~202)=グループ発表❾ |
第12回 | 教科書第6章「『お金の量が問題だ』――フリードマン」前半(P203~222)=グループ発表❿ |
第13回 | 教科書第6章「『お金の量が問題だ』――フリードマン」後半(P223~239)=グループ発表⓫ |
第14回 | 教科書第7章「貿易が富を増やす――比較優位」前半(P259~279)=グループ発表⓬ |
第15回 | 教科書第7章「貿易が富を増やす――比較優位」後半(P280~302)=グループ発表⓭ =期末レポート提出締切 |