担当者 | 大野 貴司教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学研究科 経済学専攻] | |
科目ナンバリング |
本講義では、アメリカを中心とした経営戦略論の学説史を取り扱う。経営戦略論の理論的な発展史をおさえることにより、受講者がアメリカ企業の発展と、各時代に抱えていた課題とその課題をどのように克服していったのかについて理解できるようになることを講義の目的としたい。
・経営戦略論の発展史を抑え、その時系列的な流れと主要理論を説明できるようになること。
・欧米の産業発展についてその経時的なプロセスを説明できるようになること。
・企業経営を歴史的な視点から捉えることができるようになること。
・講義中の議論への貢献度合い 50%
・レジュメ(毎回提出) 50%
60点以上を合格とする。
ただし無断欠席、遅刻、取り組み態度の悪い者(許可なき時のスマホ閲覧、講義と関係のない内職等)、不規則発言は減点する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 受講者の興味・関心に応じて決定する。 | ||
参考文献 | 経営戦略理論史 | 坪井順一・間嶋崇 | 学文社 |
参考文献 | ハーバード・ビジネス・レビュー ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書 | ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 | ダイヤモンド社 |
テキストの輪読形式により講義を進めるので、事前にテキストの該当箇所を読み、問題点の整理をしておくこと。報告者はA4、2~3枚で割り当てられた箇所の内容をまとめ、説明すること。
積極的な学習姿勢が求められる。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション、経営戦略とは? |
第2回 | 経営戦略と組織(チャンドラー) |
第3回 | 戦略計画①(アンゾフ) |
第4回 | 戦略計画②(ホファー=シェンデル) |
第5回 | 経営戦略と組織デザイン(ガルブレイス) |
第6回 | 多角化戦略とPPM(BCG) |
第7回 | 企業の環境適応①(ローレンス=ローシュ) |
第8回 | 企業の環境適応②(マイルズ=スノウ) |
第9回 | 業界構造分析と3つの基本戦略(ポーター) |
第10回 | 価値連鎖(ポーター) |
第11回 | 資源ベース・アプローチ(バーニー) |
第12回 | 動的能力アプローチ(ティース他) |
第13回 | 戦略の非合理的側面(ミンツバーグ) |
第14回 | イノベーションのジレンマ(クリステンセン) |
第15回 | 企業における「強み」としての組織文化(ピーターズ=ウォーターマン他) |