演習Ⅰ
担当者岡部 遊志教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 この演習では、地域を調べる方法を学び、習得した技術を用いて地域を分析します。ゆえに、本授業のテーマは「地元を知ろう&調べよう」となります。
 皆さんが学生生活を送っている帝京大学は、東京都の西部全体を指す「多摩地方/地域」に位置しています(神奈川県の一部を含む場合もある)。しかし、この地域について興味をもって学んだこと、調べたことのある人は少ないのではないでしょうか。そこでこの授業では、こうした多摩周辺の地域について、特に経済的な観点に注目しながら調べます。
 と言っても、そもそも、地域について調べたことのない学生がほとんでしょうから、まず、春学期では、地域を調べる方法を学びます。具体的には、本やインターネット、新聞、そして地図などを駆使しながら身近な地域について調べます。
 実際の授業では2回の授業が1つのまとまりとなります。まず、教員が地域について調べる手法を紹介し、その調べ方で地域についての情報を左詰めてもらいます。そして、自宅で情報収集を行い、次の回に、集まった情報についてディスカッションをする、という形になります。
 最後に、学期中に学んだことを10ページ程度のレポートにまとめてもらいます(これが期末レポートとなります)。
 地域を多様な方法で調べ尽くすことを目的とします。こうしたステップを踏むことで、多摩地域の地域経済について知るとともに、地域の調べ方についても習得することができます。
 また休みなどを利用して、実際に地元を歩きながら地元について知るという機会も設けます。

授業の到達目標

1、地域を調査する方法を習得する
 経済学部のディプロマポリシーの「日本と世界の経済、地域経済、企業経営および観光にかかわる基礎的理論・知識を修得する」に該当する

2、地域経済について、「インターネットで検索する」だけではない方法で調査を行えるようになる
 経済学部のディプロマポリシーの「基礎的理論・知識を応用して日本と世界の経済、地域経済、企業経営、観光が直面する諸問題に取り組む能力を修得する」に該当する

成績評価の方法および基準

平常点:80%
 平常点とは授業での発表と議論への参加、リアクションペーパーの提出のことを言います。特に到達目標の2を鑑みインターネットで検索しただけの報告ではないものを発表することが求められます。また積極的な議論への参加とリアクションペーパーの提出も求められます。
 春学期は調べてきたことを発表する小発表が7回程度あるため、1回の発表につき10%程度の割合となります。また授業への参加や発言は10%程度です。

期末のレポート:20%
 授業で習得したことをまとめたレポートの提出。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは用いません。
参考文献特になし。

準備学修の内容

授業で習得した方法を用いて自宅学習を行ってもらい、次の授業における準備とする。各回の具体的な準備の内容は別途配布する。なお、授業1回に対して1〜2時間程度の準備が想定される分量の課題を出す予定である。

その他履修上の注意事項

特になし。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
演習で何をするのかの説明と、各自の調査対象地域の決定
第2回自分たちが多摩地域について知っていることを出し尽くす
第3回すでに知っていることについて検討し、何を知らないかを抽出する
第4回インターネットを使って調べてみる
第5回インターネットで集めた情報を議論しよう
第6回新聞で情報を集める・過去の新聞記事を検索する方法を学ぶ
第7回新聞記事をもとに議論する
第8回写真からも地域が分かる
第9回撮ってきた写真について議論しよう
第10回地図を使った分析方法を学ぶ・地図を色で塗り分ける
第11回地図から分かることについて検討する
第12回図書の検索方法・図書館の利用方法をしる
第13回図書をもとに議論する
第14回論文の見つけ方
第15回論文の紹介