イギリス文化論Ⅱ
担当者小林 克彦教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングLIE-104

授業の概要(ねらい)

 この授業では、英語の習得を通じて、英語の発祥の地であるイギリスについて、その歴史的・社会的・文化的知識を身につけ、理解を深めていきます。

授業の到達目標

 1 イギリスの地理と行政区分を説明できる。
 2 イギリスの歴史について、その大枠を説明できる。
 3 英語の成り立ちを説明できる。
 4 イギリスの文化の一つの分野について説明できる。
 5 今日のイギリス社会における多民族・多文化的状況について理解している。
 6 留学生との交流を通じて、英語が世界でどのように学ばれ、使用されているか理解している。

成績評価の方法および基準

 授業内での活動10%、発表とレポート40%、期末試験50%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『Discover Great Britain and Ireland(DVDで体験するイギリスとアイルランド)』2008年Scott Berlin & Chisako Nakayama金星堂
参考文献『図説イギリスの歴史』2015年指 昭博河出書房新社

準備学修の内容

 授業では、DVD付きの教科書を使います。指定されたチャプターを事前に視聴して教科書の問いに答えてから、授業に出席してください。(大学設置基準によれば、1時間の授業に対して、授業外学習を2時間することが求められています。)

その他履修上の注意事項

 教員による指示がない限りは、スマートフォン等の使用は禁止します。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 中世のイギリス
 封建制度、マグナカルタの歴史的意義について理解する。教科書チャプター6のDVDを視聴する。
第3回 『カンタベリー物語』
 ジェフリー・チョーサー『カンタベリー物語』を読む。 
第4回 ウェールズ
 教科書チャプター6のDVDを視聴し、ウェールズの歴史・言語について理解する。
第5回 キリスト教
 中世のイギリス社会におけるキリスト教の役割を理解する。
第6回 15世紀のイギリス
 「ばら戦争」を経て、王権が強力になったことを理解する。
第7回 16世紀のイギリス
 イギリスの宗教改革の特徴について理解する。
第8回 17世紀のイギリス
 国王と議会、カトリックとプロテスタントの対立について理解する。
第9回 個人研究の発表
 授業で扱われた事項について各学生が調べてきたことを、グループに分かれて発表する。
第10回 スコットランド
 教科書チャプター10のDVDを視聴し、スコットランドと首都エディンバラについて理解する。
第11回 ヨーロッパの世界進出 1
 ヨーロッパ諸国の覇権争いと世界進出について理解する。
第12回 ヨーロッパの世界進出 2
 ヨーロッパ諸国がグローバルな交換ネットワーク作りを強力に推し進めたことを理解する。
 それによってイギリス社会がどのように変化したか理解する。
第13回 産業革命と大英帝国
 なぜイギリスに産業革命が起こったのか理解する。
 なぜイギリスが20世紀の初頭には、世界の4分の1を領土として所有することになったのか理解する。
第14回 今日のイギリス
 二度の大戦を経て、帝国からの撤退を余儀なくされたことを理解する。
 今日のイギリスの多民族・多文化的状況を理解する。
第15回 まとめと期末試験