産業・企業演習Ⅰ
担当者
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングSEM-401

授業の概要(ねらい)

・第4次産業革命と呼ばれる社会の大変革が起こっています。ビッグデータを吸収し編集して答えを出すAIの進化やIoTによる社会の変化は5Gの実用化によりそのスピードを増してゆくでしょう。この授業では、流通経済の現場で今、何が起こっているのか、起ころうとしているのかをともに研究し学んでゆきます。流通産業をはじめとして各産業の活動を研究して【企業】を見る目を培います。
・どの時代にも経済活動の主役は我われ「生身の人間」です。伝統的な経済学とともに不可解な「生身の人間」が行なう経済活動のメカニズムを知り、実社会で役立つ「行動経済学」を学んでゆきます。(「行動経済学」はもちろん「経済学」ですが「ひと」や「自分」を知ることに役立つ「しあわせの経済学」です。)
・また現場で実際に起こっている事例を研究して実践型「マーケティング」を学修してゆきます。
・この時代に必要な商品やサービスのマーケティングプロセスや企業経営の概論を学び、就活や就職後の業務に役立つ実質的な知識を身につけてゆきたい。

授業の到達目標

・実際の社会で戦える人材を育てたい。
・社会の変化や産業・企業の活動の変化をつかみ、私たちの生活にどのような変化をもたらすかを理解できる知識を培う。
・私たちの周りで日々行なわれている経済活動を感じ取り観察して、その背景や流通的な側面、心理的なメカニズムなどを理解するちからを身につける。経済活動をマネジメントするちからを養う。
・質の異なる複数の情報や課題を整理し、まとめ、優先順位をつけて解決の道のりを計画するちからを身につける。

成績評価の方法および基準

・授業への積極的な参加。出席。
(出席・授業姿勢:45%+研究内容・プレゼンテーション:55%)
・学んだ知識を基に身の周りで起こっている経済活動に対して問題意識が持てるか。自分の意見が言えるか。
・企業活動や商品・サービスを理解し自身の言葉で他者に対して解説することができているか。
・共通の目的のためにクラスでのリーダーシップが発揮できているか。
・テーマを明確に持った研究リポートへの取組み。踏込んだ研究と他者への発信力。   以上を評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書日経キーワード2020-2021日経HR編集部日経HR
教科書参考資料は極力、配布します。
テキストについては、個別のテーマ等に応じてアドバイスしてゆきます。
参考文献参考資料は極力、配布します。
テキストについては、個別のテーマ等に応じてアドバイスしてゆきます
参考文献

準備学修の内容

・授業のテーマに関連する直近のニュースやキーワードについてレクチャーやディスカッションをしてゆきます。
極力関連する情報を得て自分の考えとして発信できるようにすること。

その他履修上の注意事項

 ・各回の授業内容は仮の計画であり、状況勘案のうえ修正する可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回 自己紹介・ガイダンス・授業内容の全体像・授業の進め方の確認
第2回 今、社会で起こっている変化について(AIの進化と社会への浸透、IOT、ロボット、5G などによる社会と我の々生活の変化の
 変化とその影響を確認する)
第3回 企業とは・企業の目的(図解:ドラッカーの企業論)
 良い企業とは
第4回 流通産業の基礎知識①商流・物流(含むラストワンマイル)・情報流について
第5回 流通産業の基礎知識②(業態の歴史・沿革・業態の盛衰)
第6回 マーケティングの基礎知識①消費者側からの知識(4P・4C AIDMA理論・AISAS理論など)
第7回 マーケティングの基礎知識②(図解:PEST分析・コトラーのSTP理論など)
第8回 行動経済学①基本編(認知的節約・プロスペクト理論など)
第9回 行動経済学②実務編(サンクコストの呪縛・認知的不協和など)
第10回 グループディスカッション商品・サービス研究①
第11回 グループディスカッション商品・サービス研究②
第12回 グループディスカッション商品・サービス研究③
第13回研究内容プレゼンテーション商品・サービス研究①ディスカッション
第14回 研究内容プレゼンテーション商品・サービス研究②ディスカッション
第15回 研究内容プレゼンテーション商品・サービス研究③ディスカッション 前期まとめ