産業実務演習Ⅱ
担当者山中 左衛子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングMAN-202

授業の概要(ねらい)

 新型コロナウィルスの流行は、世界中で人々の行動様式を変えつつあります。すでにインターネットが消費者の選択に大きな影響を与え、食に関わる産業では、世界的に環境問題が注視される中、方針転換を迫られています。またホスピタリティ産業においては、少子高齢化による労働力不足の状況から一転、新型コロナが、対面接客の常識を変え、AIの導入を加速させるなど、変化の波が押し寄せています。
 本講座で皆さんは、それぞれの興味に合わせて、宿泊業、飲食業、旅客業、エンターテインメント業など、ホスピタリティ産業のビジネスを中心にテーマを選び、グループで自主研究を行い、パワーポイントで発表し、個別にレポートを作成します。
 サブテーマとして、企業人にとって必須の「伝える力」を磨く時間を設けます。企業では業種にかかわらず、顧客応対、商談、マスコミ対応、上司への報告・相談、説明、その他のあらゆる場面で、口頭であるいは文書やメモ、メールで伝えることが求められます。伝える力は回数を重ね、フィードバックを受けることで必ず向上します。
 今期はさまざまな話題で「発言する」ことからはじめ、「話す力」と「書く力」を養います。皆さんには、主にホスピタリティ産業に題材を取った記事をもとに意見を出し合い、学んだ方法で考えをまとめたリアクションペーパーの提出することを求めます。また発表に関する連絡・報告書の作成も、企業の様式で行います。なおゲストスピーカーを招くことがあります。

授業の到達目標

 (1)ホスピタリティ産業の課題を見つけ、改善のきっかけを提案する力が身につきます。
 (2)伝える力が向上します。

成績評価の方法および基準

 出席は必須です。発表(評価割合40%)、中間・期末個別レポート(評価割合20%)、
 リアクションペーパー(評価割合30%)、授業への貢献(評価割合10%)により評価されます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 適宜資料を配付します。
参考文献

準備学修の内容

 必要に応じて、各回の終わりに、テーマに関連する課題を出しますので、準備して授業に参加しましょう。

その他履修上の注意事項

グループワークが中心となるため、出席は必須です。特に発表直前の授業で、連絡なく欠席すると大幅に減点します。
受講者の上限は、演習の性格上25名を目途とし、希望者が多い場合は抽選を行いますので、初回のオリエンテーションに必ず出席してください。前期は当選しても1度も出席しない学生がいました。大変残念なことです。応募する前に、主体的に行動することを求められる当演習に本当に参加したいのか確認をお願いします。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 自己紹介、フレームワークとは
第3回 伝える力①グループケース演習 
第4回 テーマを持ち寄る・テーマを絞る①
第5回 テーマを絞る②・グループ決め
第6回 グループごとの調査・討議①
第7回 グループごとの調査・討議②
第8回 伝える力② グループごとの調査・討議③
第9回 グループごとの中間発表準備
第10回 グループごとの中間発表
第11回 中間発表振り返り・伝える力③
第12回 グループごとの調査・研究・討議①
第13回 グループごとの調査・研究・討議②
第14回 グループごとの最終発表準備
第15回 グループごとの最終発表/個別報告書提出