担当者 | 鎌田 純子教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | FAH-403 |
日本の古美術品やそれに関係する史資料に直接触れ、そこから様々な情報を読み取る訓練をおこなう。まずは、美術資料の正しい取り扱い方を習得する。その上で、各々の美術資料から必要な情報(材質、技法、箱書きや作品に記されている内容、製作者の情報など)を読み取り、それらを分析して、作品解説する方法を身につける。そのため、簡単なくずし字を読むスキルも必要となる。また折にふれ、展覧会見学会を行い、実作品を観察して自ら何かを発見する経験を大切にしたい。春期は、古美術品の基本的な取り扱いと、江戸時代の絵本をテキストにして仮名のくずし字を読む訓練をおこなう。
美術作品の基本的な取り扱いができ、簡単なくずし字が読めるようになること。
平常点(出席態度、授業内の課題)(60%)と試験(40%)によって評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 字典かな | 笠間影印叢刊刊行会 | 笠間書院 |
参考文献 |
なるべく多くの美術館、博物館へ行くこと。授業で学んだくずし字の復習をすること。
授業時間外に、美術館への展覧会見学や外部の博物館へ作品調査に行くことがあります。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス 授業の内容と進め方の説明 |
第2回 | 日本の古美術品の特質(講義) |
第3回 | 古美術品の観察と材質、取り扱い方法 |
第4回 | 古美術品の取扱い①掛軸 |
第5回 | 古美術品の取扱い②茶道具 |
第6回 | くずし字にふれる① |
第7回 | くずし字にふれる② |
第8回 | 江戸の絵本を読む① |
第9回 | 江戸の絵本を読む② |
第10回 | 江戸の絵本を読む③ |
第11回 | 江戸の絵本を読む④ |
第12回 | 展覧会見学① |
第13回 | 展覧会見学② |
第14回 | 美術資料修復現場見学 |
第15回 | まとめ |