担当者 | 三村 明教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 1単位 [外国語学科 仏・独・西・中・韓語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | ENG-106 |
外国語を身につける際に必要なのは母語話者と同じ言語体験をすることであり、とくに大量のインプットを耳から受け取ることです。同時に重要なのは、その言語が使われている文化背景を共有することです。日本の英語学習者にとってポップ・ミュージックと映画はそのためにはもっとも手軽な手段と言えるでしょう。この授業では英語圏のポップ・ミュージックを素材に、英語のさまざまな側面に触れていきたいと思います。今学期は、今年解散50年にあたる the Beatles の主として1966年から1970年の楽曲を採りあげて、さまざまな側面から光を当てていきたいと大もます。
英語表現については、①リズム、②音の仕組み、③口語表現、④文学的表現などについて身につけていきましょう。また、文化的背景については、①ポピュラー音楽の流れと歴史、②社会と個人の関係、③時代の関心事、④風習や制度といったことが、取りあげられることになると思います。また、聞いているだけでもリスニングのトレーニングにはなりますが、より効果を上げるためには、自分で声に出すことも必要です。聞いたり歌ったり(上手い下手はこの際度外視して)、時には映像を見たりしながら、さまざまな角度から英語に触れていくことにしましょう。
①英語のリスニング力の向上。
②英語のリズムを身に付ける
③語彙、イディオムの充実。
④歌の内容を理解し味わう。
①クラスへの自発的参加:20%
②予習の成果を測る小テスト:10%
③授業を受けたうえで考えをまとめる小リポート:10%
③学期末試験:60%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | (2017)『ロック史』 | 北中正和 | 立東舎 |
予習は不可欠です。毎回の授業で、翌週取りあげる歌を紹介します。必ず授業前に繰り返し聴いてください。歌詞など は、さまざまなインターネット・サイトで紹介されていますが、まずは自分の耳で確かめてください。さらに、歌詞を日本語に 訳したサイトもありますが、ほとんどは素人の手によるかなり怪しげなものです。まずは自分で辞書を丹念に使って、シン ガーが伝えようとしているメッセージを自分で読み取ってください。毎回、予習の成果を確認する小テストを実施しますの で、しっかりと時間をかけて予習したうえで授業に臨んでください。
授業では、音楽を聴き映像を見ます。遅刻は時間までに来ている学生たちが大変迷惑します。遅刻は厳禁とします。また授業に集中していない学生は、見つけ次第退席してもらいます。受講希望者が非常に多い場合は人数制限をする場合があります。上限は60名とします。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 導入:授業の狙い、評価のポイント、次週への課題 |
第2回 | 1966: From Revolver (1) |
第3回 | 1966: From Revolver (2) |
第4回 | 1967: Summer of Love: from Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1) |
第5回 | 1967: Summer of Love: from Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (2)) |
第6回 | 1967: Summer of Love: from Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (3) |
第7回 | 1967: From Magical Mysterie Tour (1) |
第8回 | 1967: From Magical Mysterie Tour (2) |
第9回 | 1968: From the Beatles (White Album) (1) |
第10回 | 1968: From the Beatles (White Album) (2) |
第11回 | 1968: From the Beatles (White Album) (3) |
第12回 | 1969: From Abbey Road (1) |
第13回 | 1969: From Abbey Road (2) |
第14回 | 1970: From Let It Be |
第15回 | まとめ+テスト (授業計画は大幅に変更される可能性があります。) |