担当者 | 木谷 厳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [人間文化学科] | |
科目ナンバリング | ENL-103 |
大学入学までに学んできた英文法を基礎から確認し、その知識を応用的に深めながら、将来中学校あるいは高等学校の英語教員として指導をおこなうために必要な英語力を身につける。
授業では、はじめにその週ごとのテーマとなる文法事項について説明し、英語圏で日常的に使用されているフレーズやセンテンスを用いた実践的な演習問題を解き、その解説をおこなう。また、同じテーマでの会話練習も取り入れる予定である。実践的な英語力を高め、それを維持するために、学期末テストだけではなく授業で学んだことの確認テストも毎回実施する。
・様々なジャンルや話題の英語を読んで、目的に応じて情報や考えなどを理解することができる。
・様々な話題について、目的や場面、状況等に応じて英語で書くことができる。
・複数の領域を統合した言語活動を遂行するための文法的な基礎を身につける。
・英語教育の文法指導だけではなく「国際語としての英語」という文化的側面も意識する。
課題を含む授業への積極的な参加、取り組み(40%)、最終筆記試験(60%)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は使わず、教員が各回の資料を準備する。 | ||
参考文献 | 『ハートで感じる英文法 決定版』 | 大西泰斗、ポール・マクベイ | NHK出版 |
参考文献 | 『表現のための実践ロイヤル英文法』 | 綿貫陽、マーク・ピーターセン | 旺文社 |
参考文献 | 『即戦力がつく英文法』 | 日向清人 | DHC出版 |
参考文献 | 『大学で教える英文法』 | 畠山 雄二(編) | くろしお出版 |
参考文献 | 『マーフィーのケンブリッジ英文法(中級編)』 | Raymond Murphy | Cambridge UP |
参考文献 | _Practical English Usage_(4th ed) | Michael Swan | Oxford UP |
参考文献 |
授業の内容をより深く理解するために、毎回理解確認の小テストをおこなう。そのため、予習、復習といった反復的な自習をおこなうこと。
・授業で学んだ英文法を英文読解に応用することで、理解・知識が深まるので、この授業と同時に「英語圏の文学 I」を受講することが望ましい。
・英文法の段階的な学びのために、「現代英語概説I」および「現代英語概説 II」よりも先に本授業を受講すること。
・教職を希望していない学生も受講可能。ただし、授業の内容を理解するためには相応の英語力および努力が要求される。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 文型――自動詞と他動詞の分類をもとに |
第3回 | (1)疑問文および否定文と気持ちの関係(準否定、部分否定、二重否定を含む)(2)日本人の苦手な付加疑問文 |
第4回 | さまざまな疑問詞と間接疑問文 |
第5回 | 時制(1)さまざまな過去形(過去の習慣を含む) |
第6回 | 時制(2)進行形と未来時制、助動詞will |
第7回 | 中間まとめ |
第8回 | 可能性、推量をあらわす助動詞と英語の敬語――can/could、will/would、may/mightほか |
第9回 | 必要、義務などをあらわす助動詞と意図の強さ――shall、ought to、must、have toほか |
第10回 | 時制(3)完了形の現在、過去、未来時制 |
第11回 | 準動詞について(1)不定詞の基礎とさまざまな用法 |
第12回 | 準動詞について(2)動名詞の基礎とさまざまな用法(3)不定詞と動名詞の使い分け |
第13回 | さまざまな形容詞 |
第14回 | さまざまな数量の表し方 |
第15回 | 全体のまとめ、筆記試験 ※状況に応じて順番や内容が変わる可能性もある。 |