卒業研究Ⅱ
担当者中澤 雄飛教員紹介
単位・開講先必修  4単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングTHE-402

授業の概要(ねらい)

 本演習では、体育・スポーツを主たる対象とし、人文科学の観点から諸問題にアプローチしていきます。特に、体育・スポーツ哲学の研究方法に則り、体育・スポーツ実践の問題と向き合っていきます。体育・スポーツ実践の場で起こる多様な問題に着目すると共に、それらを論理的に考察する方法を説明していきます。なお、本授業は履修者のプレゼンテーションを基にしつつも、主としてディスカッション形式で展開します。

授業の到達目標

 ・体育・スポーツの諸事象に対して、自ら問いを立てることができる。
 ・学術的な方法に基づき、自らの考えを発表・執筆することができる。
 ・体育・スポーツ哲学の研究方法に則り、他者と議論することができる。

成績評価の方法および基準

 ・授業への取り組み(発表、調査、議論への参加等)(40%)。
 ・期末レポート(主に研究方法の妥当性、問題設定の客観性、考察の論理性を評価)(60%)。
 ※授業回数の3分の2以上の出席者を評価の対象とします。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用しません。適宜、資料を配布します。
参考文献『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』髙橋徹編みらい
参考文献『教養としての体育原理:現代の体育・スポーツを考えるために』友添秀則・岡出美則編著大修館書店
参考文献『教育剣道の科学』全国教育系大学剣道連盟編大修館書店
参考文献その他、適宜授業内で紹介します。
参考文献
参考文献

準備学修の内容

 ・研究発表に際しては、自らの研究テーマに沿った資料を発表日までに作成して下さい。
 ・期末レポートの作成に際しては、論理構成のメモを作成し、執筆前に必ず提出して下さい。
 ・時事問題に関心を持ち、自らの研究テーマと関連付けて思索し、気付いた点を記録しておくことを推奨します。

その他履修上の注意事項

 ・本授業は、「教育学演習Ⅰ」の発展科目として位置付けられています。
 ・次世代のスポーツ文化を担う人材として、自覚と責任、情熱を持って、真摯に学修して下さい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等についての説明)(講義、ディスカッション)
第2回体育・スポーツを哲学することの必要性(講義、ディスカッション)
第3回体育・スポーツ実践への着目と哲学・思想学的検討(講義、ディスカッション)
第4回体育・スポーツの現在的課題と学問領域(講義、ディスカッション)
第5回人間の身体に関わる現在的課題と学問領域(講義、ディスカッション)
第6回研究発表からの検討①―問題提起に着目して―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第7回研究発表からの検討②―研究方法の妥当性に着目して―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第8回研究発表からの検討③―論理構成に着目して―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第9回研究発表からの検討④―スポーツの国際的な動向に着目して―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
※スポーツの国際的な運営に関わるゲストスピーカーを招いてのディスカッション
第10回研究発表からの検討⑤―体育・スポーツ実践の現場に着目して―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
※体育・スポーツ実践に関わるゲストスピーカーを招いてのディスカッション
第11回研究発表からの検討⑥―これからの体育・スポーツを見据えて―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第12回期末レポートの作成①―問題設定の妥当性に関する検討―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第13回期末レポートの作成②―研究の目的と意義に関する検討―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第14回期末レポートの作成③―論理の整合性、エビデンスに関する検討―(講義、プレゼンテーション、ディスカッション)
第15回期末レポートの修正と振り返り、授業のまとめ(講義、ディスカッション)

※ゲストスピーカーの招聘については、講師のスケジュールの都合により、変更となる場合があります。