指導者論Ⅱ
担当者大橋 信行教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングSPS-302

授業の概要(ねらい)

 スポーツ指導者として求められる理想像について理解を深めるとともにスポーツを文化として捉え、スポーツを通して対象者に何を伝えられるかを考えながら、より安全で競技力向上を目指したスポーツ指導計画・評価方法等の概念を理解する。ここでは、指導者論IIとして特に競技者に対しての育成・指導法を中心に行いますので、スポーツのみならず、一般社会における集団は、その集団の形成過程においてさまざまな目的・構成・機能を持っていることを理解する。

授業の到達目標

1.指導者は自らが学ぶことが大切です。教えられるのではなく自らが学び、自らの意思ですべてを吸収することを習得する。
2.対象者をいかに行動させることが難しいか、どの様に指導すればよいかを習得する。
3.対象者をより安全に・計画的に育成することを習得する。
4.選手育成のために具体的な計画立案の理解し具体的な計画を立案する。
5.尚、日本体育協会認定科目のため、出席は必ずしてください。

成績評価の方法および基準

1.レポート    20%
2.復習テスト   20%
3.期末テスト   50%
4.その他     10%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『公認スポーツ指導者 養成テキスト』日本体育協会発行テキスト
参考文献

準備学修の内容

予習:新聞やニュースに取り上げられる、健康や運動・スポーツに関して興味・関心を持つこと。
復習:配布されたプリントや参考書を元に、毎回必ず復習をすること。(授業内にて、毎回復習テストを行う。)
合計30時間程度

その他履修上の注意事項

1.学生自らが積極的に物事をとらえ、自らの意志で学ぶことを期待しております。
2.スポーツのみならず、社会的にも必要な事柄なので前向きな姿勢を望みます。
3.尚、日本体育協会認定科目のため、必ず出席してください。
4.1回目から15回まで提示してありますが、受講生諸君の理解度・習熟度・習得度によって変更・追加・修正がある場合があります。
5. 出席日数が授業時数の2/3に満たない場合は、定期テストの受験資格を失います。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス
第2回スポーツ指導計画の重要性・指導計画立案の手順指導計画立案に必要な事項
第3回集団の指導計画・個人の指導計画
第4回スポーツ活動の危険性・スポーツ活動における安全確保の知識・健康及び安全チェックリストの作成
第5回施設・用具の点検・スポーツ活動における安全確保のための具体的行動・スポーツにおける保険制度
第6回スポーツ指導と評価の必要性・評価方法
第7回指導のあり方についての評価・学習活動の評価
第8回指導計画の必要性・指導計画の種類と内容、項目・指導計画作成の条件
第9回一貫指導の視点からの競技者育成システム・海外の競技者育成システム
第10回集団の形成過程・集団の構造・コミュニケーション構造ソシオメトリック構造・役割、地位構造・努力構造
第11回集団の成員性集団の凝集性・集団のモラル・集団の生産性リーダーの課題
第12回高度情報化の到来・インターネット、Eメール携帯電話活用のスポーツ指導
第13回クラブ(チーム)内の連携ツールとしてのITの活用・映像を利用した技術指導の具体例・映像を利用したゲーム 分析の具体例
第14回練習計画のモデル作成
第15回モデル計画提出及び評価