担当者 | 川勝 佐希 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [教育文化学科] | |
科目ナンバリング | ESS-316 |
授業指導法は、将来保健体育科の教員として現場に立った時に、授業をどのように考え、どのように展開するかについて、その基礎的事項を理解し身につける授業である。
そのため、中学校、高等学校の学習指導要領に示された球技系スポーツの目的及び内容を理解し、単元についての学習指導案を作成する。
さらに、学習指導案をもとに模擬授業を実施し、併せて研究協議を通して指導方法及び指導技術を学ぶと共に、模擬授業の授業観察を通して学習評価についても学ぶ。
また、ICTを活用した授業指導法やアクティブラーニングについて学ぶ。
※2020年秋期においては、講義前半において遠隔授業による講義を行う回もある。その際には、事前に連絡を行う。LMS等での確認も随時行うこと。
・ 球技系スポーツの目的及び内容が説明できる。
・ 学習指導計画及び学習指導案の作成ができる。
・ 学習指導案に基づき模擬授業ができる。
・ 研究協議等に積極的に参加し、互いを評価することができる。
・ 指導に必要な安全管理(リスクマネージメント)について説明できる。
・ 実技指導者としての資質が身につく。
※ 授業実施回数の2/3以上の出席を必要とする。
・ 学習状況、リフレクションシート等 30%
・ 授業指導計画及び学習指導案等 30%
・ 模擬授業に関するレポート等 40%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | ・ 必要に応じて資料を配布する | ||
参考文献 | 『中学校学習指導要領解説書 保健体育編』 | 文部科学省 | 東山書房 |
参考文献 | 『高等学校学習指導要領解説書 保健体育編・体育編』 | 文部科学省 | 東山書房 |
・ 指導実践を中心とするため、学習指導案の作成等に必要な知識は各自で修得する必要がある。
・ 模擬授業における評価に必要な授業分析に関する知識を身につけておく必要がある。
・ 受講の基本的事項(ルールやマナー)を厳守すること。具体的内容については初回ガイダンスにて示す。
・ 教職を目指し、教職課程を履修する学生を中心とする。なお、本講義では、受講者は授業者として必ず1度は模擬授業に取り組む。
・ 指導者を意識した服装・態度で臨むこと。
・ 人と人のかかわりを大切にし、積極的、主体的に学修すること。
・ LMSにアップロードした資料や配布資料は各自で管理を必ず行い、復習できるように努めること。 資料の再配布は行わない。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | ガイダンス 自己紹介 班分け(受講者人数による) |
第2回 | 球技系についての理解(運動の特性や技能) 学習指導案の作成について学ぶ |
第3回 | 指導法① 導入の仕方、安全指導等について学ぶ |
第4回 | 指導法② 準備運動、体つくり運動等について学ぶ |
第5回 | 指導法③ ICTの活用、学習カード、学習評価等について学ぶ |
第6回 | 指導法④ グループ学習、アクティブラーニングについて学ぶ |
第7回 | 指導案をもとにした授業実践 研究協議、模擬授業評価について学ぶ |
第8回 | ネット型 指導法について① 模擬授業と研究協議 |
第9回 | ネット型 指導法について② 模擬授業と研究協議 |
第10回 | ゴール型 指導法について① 模擬授業と研究協議 |
第11回 | ゴール型 指導法について② 模擬授業と研究協議 |
第12回 | ベースボール型 指導法について① 模擬授業と研究協議 |
第13回 | ベースボール型 指導法について② 模擬授業と研究協議 |
第14回 | 研究協議の総括、模擬授業の相互評価 |
第15回 | まとめ |