演劇とコミュニケーションⅠ
担当者竹盛  文
単位・開講先選択  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングARL-103

授業の概要(ねらい)

社会生活を営むにあたり、何歳になっても避けては通れないのが他人とのコミュニケーションです。演劇にはコミュニケーションに必要な要素「伝える力・聞く力」等があります。近年では全国の小中高の授業で演劇が実施されていたり、大手企業の研修に演劇的な要素が取り入れられるなど、演劇はこれまで以上に、社会と繋がる活動になりつつあります。 
本講座では、座学をほとんど行わず、ワークショップ型の授業を行います。そして最終的には参加者全員で演劇作品をつくり、発表するというプロセスを体験してもらいます。実践的な過程を経験することにより、演劇が持つ「コミュニケーション力」を実感し、また共同作業を行うことにより、これからの社会生活に必要な社会性を身に着けるきっかけになればと思います。

授業の到達目標

演劇の手法を用いて「己を知り他者を知る」ことができる。他者と自分を同等と認め、社会生活に必要な表現力や、物事を前向きに捉える力を養う。またこれから社会人になるにあたり、様々な世代の人とより交流しやすくなる話し方についても学んで行く。

成績評価の方法および基準

授業への取り組み姿勢…40%
発表への取り組み姿勢…30%
課題レポート…30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書必要に応じて資料を配布
参考文献必要に応じて資料を配布

準備学修の内容

必要に応じて以下のような準備学習課題を課します。
①配布資料や参考文献の読み込み
②課題レポートの作成

その他履修上の注意事項

履修は最大30名程度とする予定です。希望者多数の場合は、第1回の授業時に行われるガイダンスの後に、抽選を行います。第2回以降からの参加は認めませんので、希望者は必ず第1回のガイダンスに参加してください。
本講座は、ワークショップ形式で実施されます。実際に身体を動かしたりしながらコミュニケーションゲームや身体表現を行うことがありますので、毎回動きやすい格好で参加してください。女性はハイヒールやスカートを避けてください。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス/簡単なワークショップ
第2回ワークショップ①/身体と心をほぐす
第3回ワークショップ②/他者と己を知る
第4回即興演劇(インプロ)①/自分を表現してみる
第5回即興演劇(インプロ)②/他者と息を合わせる
第6回台本を用いたワークショップ①
第7回台本を用いたワークショップ②
第8回台本を用いたワークショップ③
第9回中間発表
第10回オリジナル台本の作成とワークショップ①
第11回オリジナル台本の作成とワークショップ②
第12回オリジナル台本の作成とワークショップ③
第13回作品発表
第14回作品発表
第15回振り返りまとめ