アメリカ経済論Ⅱ
担当者
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECP-318

授業の概要(ねらい)

 アメリカは世界の中心国、基軸通貨国として、世界全体に大きな与える存在です。トランプ政権の政治経済政策は日本をはじめ世界の政治と経済に多大な影響を与えつつあります。この授業では、貧困と格差拡大など、アメリカの政治・経済・社会が抱える諸問題について、その背景と原因について学びます。

授業の到達目標

(1)アメリカの政治・経済・社会の特殊性とその歴史的背景について基本的事項を修得する。
(2)世界の政治経済の中でアメリカが果たす役割について基本的事項を修得する。

成績評価の方法および基準

 課題の提出物によって評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『世界経済危機とその後の世界』2016年柴田德太郎編著日本経済評論社
参考文献『資本主義の暴走をいかに抑えるか』2009年柴田德太郎著ちくま新書
参考文献『アメリカの経済 第2版』2005年春田素夫・鈴木直次著岩波書店
参考文献『アメリカの経済 成長の衰退 上・下』2018年ゴードン著日経BP社

準備学修の内容

 講義の冒頭に前回の講義について復習の質問をするので講義資料に基づいて復習することを推奨します。

その他履修上の注意事項

 アメリカ経済の動向に関する新聞、インターネット等の情報に関心を持つことを推奨します。毎回、質問事項を書いてもらい、次回に解答します。積極的に質問してください。

授業内容

授業内容
第1回 序論:アメリカ経済の現状について学ぶ
第2回 パクスブリタニカの下でのアメリカ経済について学ぶ
第3回 アメリカの大恐慌について学ぶ
第4回 大恐慌防止体制の生成について学ぶ
第5回 アメリカ経済の黄金時代について学ぶ
第6回 国際競争力の低下について学ぶ
第7回 企業組織と労使関係の変容について学ぶ
第8回 格差の拡大について学ぶ
第9回 レーガノミクスと双子の赤字について学ぶ
第10回 住宅バブルと金融危機について学ぶ
第11回 異次元緩和と世界経済への影響について学ぶ
第12回 米中貿易戦争と新冷戦について学ぶ
第13回 アメリカ経済の現状と展望について学ぶ
第14回 講義全体をまとめる
第15回 講義を総括する