担当者 | 三輪 博樹教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | POL-315 |
インドは現在、新興国のひとつとして注目されており、わが国にとっても、経済や安全保障などの面で重要な国となりつつあります。本科目では、インドの国内政治に関して、政治制度、政治と社会・経済との関係、現在の政治状況と今後の見通しなどについて説明します。
授業ではまず、インドの政治制度について、わが国の政治制度とも比較しながら説明します。次に、インドの政治に対して大きな影響を及ぼしている社会的・経済的な要因について説明します。最後に、2014年に首相に就任したナレンドラ・モディ首相のもとで、インドの政治がどのように変化したのかを説明します。
各回(第1回を除く)の授業の終わりに、10分程度の小テストを行います。小テストでは、授業で学んだ知識を確認するだけでなく、授業で学んだ事柄に対して自分なりにどう考えるのか、各自の考え方や意見などをまとめていただきます。この授業を通して、インドの政治・経済・社会に対する理解を深めていただければと思います。
以下の3つを到達目標とします。(1)現在のインドの国内政治について、基本的な知識を習得する。(2)インドの政治制度や政治状況について、わが国との共通点や相違点という観点から理解し、さらに理論的な側面から解釈し説明できるようになる。(3)インドにおけるさまざまな政治問題について、その原因や解決策などに関して自分なりの考えを提示できるようになる。
各回の小テストの合計点(40%)と、期末レポートの内容(60%)を合わせて評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は指定しません。各回の授業ごとに、講義内容をまとめたレジュメや関連資料などを配布します。 | ||
参考文献 | 『現代南アジアの政治』 | 堀本武功・三輪博樹 編 | 放送大学教育振興会、2012年 |
参考文献 | 『改訂版 インドのことがマンガで3時間でわかる本』 | 関口真理 他 | 明日香出版社、2015年 |
初回の授業のときに、2回目以降の授業内容の詳細について説明し、各回の「予習・復習のポイント」をまとめた資料を別途お渡しします。各回の授業で使用するレジュメや資料はひとつ前の回の授業のときに配布しますので、初回にお渡しする「予習・復習のポイント」を参考にしながらレジュメや資料を読み、内容を理解するとともに、疑問点などを明らかにしておいてください。
「アジア政治I」と「アジア政治II」を続けて履修することをおすすめしますが、この科目だけを履修した場合でも内容が理解できるように配慮します。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業の概要と進め方、インドについての概要 |
第2回 | 政治制度(1):共和制と議院内閣制 |
第3回 | 政治制度(2):民主主義をめぐる諸問題 |
第4回 | 政治制度(3):政党システム |
第5回 | 政治制度(4):選挙制度と政党システム |
第6回 | 政治制度(5):連邦制と中央=地方関係 |
第7回 | 政治と社会(1):カーストと政治 |
第8回 | 政治と社会(2):宗教と政治 |
第9回 | 政治と社会(3):国づくりをめぐる考え方の対立 |
第10回 | 政治と社会(4):アイデンティティ政治 |
第11回 | 政治と経済(1):経済自由化政策とその影響 |
第12回 | 政治と経済(2):ガバナンスをめぐる諸問題 |
第13回 | 現在のインド政治(1):ナレンドラ・モディ首相の登場 |
第14回 | 現在のインド政治(2):ナレンドラ・モディ首相の政策 |
第15回 | 現在のインド政治(3):インド政治の現状と今後の見通し |