演習Ⅰ
担当者飯塚  遼教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

人々が生活するうえで欠かせない「食」をテーマとして、観光資源としての「食」の在り方とその背景にある歴史や文化、人々の暮らしとの関係について学ぶ。また、それらの学びを通じてフード・ツーリズムの楽しさや面白さ、そして重要さを、発表や記述など様々な手段を通じて人々に伝えることを目指す。「演習I」では、フード・ツーリズムに関する文献の輪読とディスカッションを中心に進める。また、学生それぞれが関心のあるテーマに関する学術論文についての紹介プレゼンテーションを行う。さらに、それらの活動を通じて適宜、(卒業)論文の書き方や研究発表の仕方などについても指導する。

授業の到達目標

・観光資源としての「食」について理解し、説明できる。
・観光資源としての「食」の適正利用について解釈できる。
・プレゼンテーションとディスカッションのスキルを身につけることができる。

成績評価の方法および基準

受講態度・講義への貢献度50%
プレゼンテーション50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『フードツーリズムのすすめ: スローライフを楽しむために』菊地俊夫 2017.フレグランスジャーナル社
参考文献『フードツーリズム論: 食を活かした観光まちづくり』安田亘宏 2013.古今書院
参考文献『Food and Drink Tourism』Everett, S. 2016.SAGE Publications
参考文献『Food Tourism Around the World』Hall, C. M., Sharples, L., Mitchell, R., Macionis, N. and Cambourne, B. 2003.Routledge

準備学修の内容

各回の輪読箇所の予習。
プレゼンテーションの準備。

その他履修上の注意事項

学生のプレゼンテーションをもとに構築される授業であるため、各自が責任をもち無断欠席は決してしないこと。やむを得ず欠席する場合は事前に連絡すること。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回文献検索とテーマ決めの方法
第3回フード・ツーリズムとは何か
第4回フード・ツーリズムの歴史
第5回「食」の文化的側面を探る
第6回ニッチなフード・ツーリズム
第7回「食」のグローバリゼーションとローカリゼーション
第8回フード・ツーリズムと農業政策の関係
第9回ビバレッジ・ツーリズムとは何か
第10回「食」を通じた場所の変化
第11回フード・イベントの役割
第12回フード・ツアーとフード・トレイル
第13回フード・アトラクションの役割
第14回フード・ツーリズムと持続可能な開発
第15回総まとめ