演習Ⅰ
担当者西  聡教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 教科書を輪読します。報告者による報告、質疑応答、参加者全員による討議の形式で進めます。学生が主体です。
 租税は公共サービスの財源であるとともに、所得格差の是正、経済政策手段としての機能を有しています。学生の皆さんにとっては、消費税の負担に加え、いずれ所得税の納税者となり、また、起業、会社等に就職すれば、法人税ともかかわりを持つことになります。このように、税は国民の活動、生活に深くかかわっています。しかしながら、税を負担しながら、税の仕組について理解している方は多くありません。税法は専門的で技術的な規定が多く、毎年、改正されるため、難しいと感じることが原因の一つかと考えます。
 税の細かい知識は必要はありません。必要に応じて、HPなどで確認すればよいと考えます。この授業では、我が国の主要な税目について、討論等を通じて、仕組み・概要を理解するとともに、制度趣旨・背景についても考えます。

授業の到達目標

①税についての基礎的な知識を修得する。
②税に関する思考力を修得する。

成績評価の方法および基準

報告・レジメ作成・記録等(60%)及び質疑・討論等の授業への参加姿勢(40%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書税務大学校講本『税法入門』 税務大学校税務大学校HPから入手できます。
参考文献

準備学修の内容

報告者以外の履修生は、毎回、事前に教科書を読み、各自、質問を考えてきて下さい。

その他履修上の注意事項

履修生は報告に対して質問するなど毎回、最低1回は発言して下さい。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション・租税の意義・目的
第2回租税の分類
第3回租税原則・租税体系
第4回税法の法体系
第5回所得税1
第6回所得税2
第7回相続税・贈与税
第8回法人税1
第9回法人税2
第10回消費税1
第11回消費税2
第12回国際課税1
第13回国際課税2
第14回予備
第15回まとめ