演習Ⅱ
担当者若山 昇教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)


 正しい方法で考えることができる人になる。

 現代は様々な情報があふれており、情報を十分に吟味し、体系的に理解し、意思決定を的確に行うためには、
 
 論理的な思考は不可欠である。
 
 この論理的思考(クリティカルシンキング)は、就職試験でも重要になっている。

 本ゼミの目的は、論理的な思考の方法を学び、これを確実に身に付け、使えるようにすることである。

 論理的な思考を行なうために、覚える事は多くない。しかし、学んだことを使えるようにするのは、難しい。

 つまり、論理的な思考が、わかることと、解けることは異なる。さらに、解けることと、使えることも、異なる。

 ゼミでは論理的な思考に必要な知識を、「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実に習得して、

 正しく論理的に考える習慣を身につける。

 このため、ゼミでは討論やプレゼ ンテーションを積極的に取り入れる。

授業の到達目標


 正しい方法で考えることができる人になることが、授業の到達目標である。このため、

 ① いつでもどこでも論理的な思考が実践できるように、情報を整理分析し論理的に考える習慣を身に付ける。

 ② そのため、学んだ知識を「わかった」⇒「解けた」⇒「使えた」と、確実にステップアップする。

 ③ さらに、ゼミ活動の成果を論文にまとめて外部で発表することを目指す。

■授業方法:

 ゼミの主役を学生とし、グループ活動・討論・発表を主体とする。教員はファシリテータとする。

 なお、授業においてインフォーマル・ラーニングの専門家による招待講演を行う場合がある。

  

成績評価の方法および基準


 *定期試験は行わない。

 *発表・討論等によるゼミ貢献度(50%)、課題等の提出(50%)を総合して評価する。

■評価の基準(達成レベルと成績の目安):

 S:特に優秀であり、論理的な思考を、いつでも、どこでも十分に使いこなすことができる。

 A:優秀であり、教科書を見れば、論理的に思考することができる。

 B:教科書程度ならば何とか理解でき、課題・問題ならば、何とか解くことはできる。

 C:教科書を理解することや課題・問題を解くことが、難しい。単位取得の最低レベルにすぎない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『誰でもわかるクリティカルシンキング—それってホント?』 若山昇(著) 北樹出版
参考文献『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介(著) ダイヤモンド社

準備学修の内容


 発表課題では、当該課題をPowerPointにまとめること。

 専門知識は不要であるが、授業には積極的に参加すること。

 

その他履修上の注意事項

 
 *論理的思考(I II III IV)をすでに履修済み、あるいは並行して履修し単位修得がすることが必要である。

 *きちんと学習すれば、今後の人生において必ずプラスになるので、

  討論やプレゼンテーションに積極的に参加するべきである。
 

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション、内容・方針の説明
第2回担当テーマの決定、分析方法
第3回論理的な思考による事例分析 (入門) 
第4回論理的な思考による事例分析 (基礎) 
第5回論理的な思考による事例分析 (応用) 
第6回論理的な思考による事例分析 (発展) 
第7回論理的な思考による事例分析 (活用) 
第8回論理的な思考による事例分析 (まとめ)
第9回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (入門)
第10回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (基礎) 
第11回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (基礎) 
第12回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (発展) 
第13回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (発展) 
第14回学生グループによるプレゼンテーション・討論 (活用) 
第15回今期の復習・総まとめ