担当者 | 喜多 康夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
本演習の目的は4つあります。第1に、国際法の基礎知識の習得です。第2に、リーガルマインドの涵養です。第3に、社会への関心の育成です。第4に、学生間の親睦です。
第1点目と第2点目の目標については、国際法の教科書について報告してもらい、教員と学生の間の双方向対話を重視したいと思います。
第3点目については、国際法を学ぶ基礎として世界の動向を知るために、日本経済新聞をゼミで読みます。
また本演習では、第4点目の目的である親睦も重視しています。学生の希望があれば、懇親会を行いたいと思います。またこれも学生の希望次第ですが、できれば10月の青舎祭の時に、海外ゼミ合宿を行いたいと思います。
①国際法の判例を理解する。
②基本的な世界の動向を知る。
③論理的に自己の主張を展開できる。
(報告や質疑応答などの)授業貢献及び試験により評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『基本国際法(第3版)』 | 杉原高嶺 | (有斐閣、2018年) |
教科書 | 『判例国際法(第3版)』 | 薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦・酒井啓亘 (編集代表) | (東信堂、2019年) |
教科書 | 条約集についてはまた後日におって知らせしますが、指定する条約集は必須です。 | ||
参考文献 |
判例をレジュメにまとめてもらい、報告をしてもらいます。その準備と予習は必要です。
【関連科目】この法律学演習は国際法のゼミなので、国際法の基礎知識はやはり必要です。そのため、国際法体系の全体構造に関する授業である「国際法Ⅰ(歴史・法源)」、「国際法Ⅱ(主体)」、「国際法Ⅲ(空間)」及び「国際法Ⅳ(秩序維持)」を履修することが望ましいと考えます。また、さらに国際法の専門分野として、「国際組織法A/B」「国際人権法」「国際安全保障法」「国際経済法Ⅰ/Ⅱ」「国際裁判所論Ⅰ/Ⅱ」「国際刑事法Ⅰ/Ⅱ」なども直接的にも、または間接的にもこのゼミに関連します。
【学生へのメッセージ】学部生時代を振り返れば、一番楽しかった授業は演習でした。ゼミ仲間との議論や親睦は今でもいい記憶です。本演習ではしっかりと勉強してもらいますが、勉強を知的な遊びと感じてもらえると嬉しいです。
質問のある学生は、yaskita@main.teikyo-u.ac.jpにまでメールを送ってください。なお、その場合は表題に「・・・の件」とした上で、氏名及び学籍番号と用件の内容をメール本文に記して送ってください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ・オリエンテーションと報告決定 ・日経新聞輪読 |
第2回 | ・報告の仕方「コルフ海峡事件」 ・日経新聞輪読 |
第3回 | ①法源:A班「北海大陸棚事件」「ニカラグア事件」 ・日経新聞輪読 |
第4回 | ②国際法と国内法:B班「シベリア抑留捕虜補償請求事件」「小樽入浴拒否事件」 ・日経新聞輪読 |
第5回 | ③条約法:C班「ジェノサイド条約留保事件」「ベリロス事件」 ・日経新聞輪読 |
第6回 | ④国家(1):D班「コソボ独立宣言事件」「ベルヌ条約事件」 ・日経新聞輪読 |
第7回 | ⑤国家(2):E班「国家の裁判権免除事件」「賃金請求事件」 ・日経新聞輪読 |
第8回 | ⑥国家以外の国際法主体:F班「国連損害賠償事件」「ナミビア事件」 ・日経新聞輪読 |
第9回 | ⑦国家領域:A班「パルマス島事件」「リギタン島およびシパダン島に対する主権事件」 ・日経新聞輪読 |
第10回 | ⑧海洋法:B班「リビア・マルタ大陸棚事件」「黒海海洋境界画定事件」 ・日経新聞輪読 |
第11回 | ⑨国家責任:C班「在テヘラン大使館人質事件」「ジェノサイド条約適用事件」 ・日経新聞輪読 |
第12回 | ⑩国際紛争の平和的解決:D班「南西アフリカ事件」「訴追か引き渡しかの義務事件」 ・日経新聞輪読 |
第13回 | ⑪安全保障:E班「国連のある種の経費事件」「カディ事件」 ・日経新聞輪読 |
第14回 | ⑫武力紛争:F班「核兵器使用の合法性事件」「パレスチナの壁事件」 ・日経新聞輪読 |
第15回 | ・授業内試験 ・日経新聞輪読 |