担当者 | 玉置 知巳教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | MOF-304 |
開発金融論I.およびIIでは、発展途上国における金融の役割について、アジアの発展途上国の状況から学んでいきます。
開発金融論II. (秋学期)では、発展途上国の持続的成長の基盤となる道路や発電所などのインフラ開発のための金融に焦点を当て、長期開発資金の必要性とその調達について学びます。コースでは、具体的なケースや時事的なテーマをふんだんに取り入れ、受講生の理解を促します。また、英文の資料を読んでいくことにもチャレンジしていきたいと思います。
発展途上国の持続的な経済成長にとってのインフラ開発の役割を理解するとともに、インフラ・ファイナンスの特徴とその資金調達の重要性、リスクについて理解することを目標とします。近年関心の高まりを見せる、民間資金のインフラ開発への活用の基礎も理解します。
詳細は、履修状況を見て決めますが、出席及び理解度チェックによる平常点(50%)と期末試験の結果(50%)を総合的に勘案し評価を決定します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | "Making Money Work" | Asian Develpment Bank | downloadable from Asian Development Bank homepage |
前回の授業の復習・課題の準備を行うことで、次の授業に備えてください。
日頃から、発展途上国の経済・金融情勢に関心を持つよう心掛けてください。授業の中でも、関連する時事問題を積極的に取り上げていきます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業の進め方、参考資料などを説明します。 |
第2回 | テーマ1発展途上国のインフラ需要(i):インフラストラクチャ―とは? |
第3回 | テーマ1:発展途上国のインフラ需要(ii) :発展途上国の持続的な経済成長とインフラ開発 |
第4回 | テーマ1:発展途上国のインフラ需要(iii):インフラプロジェクトの評価の方法 |
第5回 | 理解度チェック1:第1回から4回の内容の理解を確認します |
第6回 | テーマ2:インフラ・ファイナンスの特徴:インフラ開発とファイナンス(概論) |
第7回 | テーマ2:インフラ・ファイナンスの特徴:インフラ・ファイナンスに付随する様々なリスク |
第8回 | テーマ3:インフラ・ファイナンスの特徴:発展途上国のインフラ開発への民間資金の活用 |
第9回 | ケーススタディ1:(例示) PPPプロジェクトの実例:民間が運営するフィリピンの空港の例 |
第10回 | 理解度チェック2:第6回から9回の内容の理解を確認します |
第11回 | ケーススタディ2:(例示)日本の「質の高いインフラ」戦略 |
第12回 | ケーススタディ3:(例示)中国の「一帯一路」構想と発展途上国のインフラ開発 |
第13回 | ケーススタディ4:(例示)発展途上国のインフラ開発と国際金融機関の役割 |
第14回 | 時事問題研究:インフラ・ファイナンスに関する時事問題を取り上げ議論します |
第15回 | 理解度チェック:第11回から14回の内容の理解を確認します |