企業会計法Ⅰ
担当者𠮷田 貴明教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングNFL-306

授業の概要(ねらい)

 資本主義経済が発達した現代において、企業は不可欠の存在となっています。こうした企業の活動を記録し伝達するための手法が企業会計です。
 この授業では、企業会計のなかでも利害関係者への報告を目的とする財務会計を学ぶことにより、貸借対照表や損益計算書といった財務諸表の作成に必要な基礎的能力を身に付けることをねらいとします。

授業の到達目標

 以下の2点を目標とします。
①認識、測定、記録、伝達という一連の財務会計上の手続を理解できること。
②財務会計における基本的な会計処理を理解できること。

成績評価の方法および基準

 学期末試験により評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『財務会計・入門(第12版補訂)』 桜井久勝=須田一幸(有斐閣)
教科書
参考文献

準備学修の内容

 この授業では、テキストに従って講義を進めていきます。そのため、テキストを用いて予習・復習を行ってください。
 予習:テキストの指定範囲をあらかじめ読み進め、わからない用語等があれば参考文献で確認しておいてください。
 復習:理解が十分でない点を中心に、講義において取り扱った箇所をテキストやノートにより見直してください。

その他履修上の注意事項

 財務会計は、租税法、会社法、金融商品取引法といった法律科目と関連します。これらの科目を事前に、または、並行して履修するとよいでしょう。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
 会計の種類と役割
第2回財務会計のシステムと基本原則1
 複式簿記の構造
第3回財務会計のシステムと基本原則2
 損益計算の基本原則
第4回財務会計のシステムと基本原則3
 資産評価の基本原則
第5回企業の設立と資金調達1
 企業の諸形態
第6回企業の設立と資金調達2
 企業の資金調達
第7回仕入・生産活動1
 商品の仕入
第8回仕入・生産活動2
 製品の製造原価
第9回販売活動1
 売上・売上原価
第10回販売活動2
 棚卸資産の評価
第11回設備投資と研究開発1
 固定資産の減価償却
第12回設備投資と研究開発2
 研究開発活動
第13回資金の管理と運用1
 金融資産
第14回資金の管理と運用2
 キャッシュ・フロー計算書
第15回総括