企業会計法Ⅱ
担当者𠮷田 貴明教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングNFL-307

授業の概要(ねらい)

 資本主義経済が発達した現代において、企業は不可欠の存在となっています。こうした企業の活動を記録し伝達するための手法が企業会計です。
 この授業では、企業会計のなかでも利害関係者への報告を目的とする財務会計を学ぶことにより、企業の財政状態および経営成績を分析する能力を身に付けることをねらいとします。

授業の到達目標

 以下の2点を目標とします。
①財務会計における複雑な会計処理を理解できること。
②財務諸表に示された企業や企業集団の状況を読み解く力を身に付けること。

成績評価の方法および基準

 レポート(毎回の復習を目的として課す小レポート、および、期末レポート)により評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『財務会計・入門(第13版)』 桜井久勝=須田一幸(有斐閣)
参考文献

準備学修の内容

 この授業では、テキストに従って講義を進めていきます。そのため、テキストを用いて予習・復習を行ってください。
 予習:テキストの指定範囲をあらかじめ読み進め、わからない用語等があれば参考文献で確認しておいてください。
 復習:理解が十分でない点を中心に、講義において取り扱った箇所をテキストやノートにより見直してください。

その他履修上の注意事項

 財務会計は、租税法、会社法、金融商品取引法といった法律科目と関連します。これらの科目を事前に、または、並行して履修するとよいでしょう。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
 企業会計法Ⅰの復習
第2回国際活動1
 為替換算
第3回国際活動2
 在外支店と在外子会社
第4回税金と配当1
 企業活動と税金
第5回税金と配当2
 剰余金の配当
第6回財務諸表の作成と公開1
 財務諸表の体系
第7回財務諸表の作成と公開2
 損益計算書の内容
第8回財務諸表の作成と公開3
 貸借対照表の内容
第9回財務諸表の作成と公開4
 株主資本等変動計算書の内容
第10回企業集団の財務報告1
 連結財務諸表の重要性
第11回企業集団の財務報告2
 連結貸借対照表
第12回企業集団の財務報告3
 連結損益計算書
第13回企業集団の財務報告4
 連結株主資本等変動計算書
第14回財務諸表による経営分析
 収益性・安全性の分析
第15回総括