観察実習
担当者吉田 久実, 呂 小耘教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングEDU-211

授業の概要(ねらい)

1年生のライフデザイン、2年生の教育研究リテラシーでは、夏期休暇中に保育所においてボランティアを行った。保育所ボランティアの経験から得た保育への関心や、問題意識などを土台にし、今回は幼稚園を訪問して保育観察を行う。保育の観察を通して、保育所とはまた異なる幼稚園の保育環境、保育への教諭の関わり、子どもの様子などを通して保育の理解を深める。
大学の夏期休業期間中(9月第1週から2週を予定)に集中講義形式で開講する。ただし初回はガイダンスとして4月に実施する。

授業の到達目標

1. 幼稚園と保育所の園生活の様子の違いを知る。
2. 子ども理解につなげる。
3. 実際の保育現場での教諭の対応について学びを深める。
4. 仲間と一つの現場を見て話しあう。
5. 話し合いを通して見て来た内容をより深く理解する。

成績評価の方法および基準

1. 保育観察記録の発表およびまとめのレポート 50%
2. 授業でのグループディスカッション 50%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献幼稚園教育要領文部科学省フレーベル館

準備学修の内容

保育所での実習の振り返り 記録の作成

その他履修上の注意事項

幼稚園の規模から考えて定員は15名とする。

授業内容

授業内容
第1回初回ガイダンス 4月第2週
第2回観察での態度、当該園の職員や子どもに対する態度について学ぶ
第3回予測される当該園での活動、遊びの内容などの講義を聞く
第4回観察の際の子どものようすや教師の様子について記録をするその方を講義から学ぶ
第5回観察実習
実際の観察をとおして一日目
子どもの動きを観察する・教師の動きを観察する
第6回子どもの動きを記録する・教師の動きを記録する
第7回子ども同士の会話を記録する・子どもと教師の会話を記録する
第8回生活の様子、身支度、食事、集会などの様子を記録する
第9回当該園児が降園後、クラス担任の先生に質問してみる・当該園の園長先生から話を聞き、質問等を上げる
第10回二日目・一日目と同様の内容を他の学年の観察を通して行う
子どもの動きを観察する・教師の動きを観察する
第11回子どもの動きを記録する・教師の動きを記録する
第12回子ども同士の会話を記録する・子どもと教師の会話を記録する
第13回生活の様子、身支度、食事、集会などの様子を記録する
第14回観察実習の振り返り
観察の記録を元にグループで観察の結果をまとめる・グループのまとめを見ながら質疑応答
第15回講師からの幼児教育の意味、方法について講座を聞く・まとめ、講座を元にディスカッション、今回の集中講義で学んだことをまとめる