担当者 | 川人 貞史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | POL-306 |
現代の大規模民主政治システムにおいて有権者が直接選出する代表による間接民主政治を可能にするのが選挙制度であり,そこにおいて候補者を有権者の代表となる公職に当選させることをめざす組織が政党です.政党は代表の組織として有権者に代わって政権を担当し,政策を実施することをめざします.政党は選挙において政権を担当したときに実施すべき政策公約やマニフェストを掲げて有権者の投票を獲得しようとし,多数党となって政権を担当することをめざします.現代の政党と選挙Ⅱでは,日本の政党間競争と選挙,1票の価値と選挙制度,有権者の政党支持,投票行動と政党,日本の政党システム,政党と政権,政党システムの安定と変化について概説します.
①自ら,政治学の概念を理解し,概念を使って政治過程について,理解し,思考することができるようになること.
②現実の政治現象を政治学的に理解することができるようになること.
授業の各回における出席および随時実施するミニ課題の回答,LMSにアップされた授業スライドの既読マーク(あわせて50%),授業内試験(50%)にもとづいて評価します.
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『新版 現代の政党と選挙』 | 川人貞史ほか | 有斐閣,2011年 |
教科書 | このテキストは,現代の政党と選挙Ⅰでも用います. そのほかは講義で指示します. | ||
参考文献 |
選挙権を行使する機会がある場合には,必ず行使しましょう.自分の住んでいるところや近くで選挙がある時や政治家が活動している時には注意して観察しましょう.
①講義前には該当範囲を読んで予習することが好ましいです.
②講義ではテキストを参照することが多いので,必ず持ってきてください.
③講義後には,とったノートを読み返し,自分のまわりの政治現象について政治学的な考え方を応用してみましょう.
春学期の現代の政党と選挙Ⅰも履修してください.
自分で自ら考える習慣をつけるようにして,自分が日頃ニュースやネットなどで触れる政治について疑問を持つようにしてください.
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 日本の政党間競争と選挙1 中選挙区制 |
第3回 | 日本の政党間競争と選挙2 中選挙区制 |
第4回 | 日本の政党間競争と選挙3 小選挙区比例代表並立制 |
第5回 | 日本の政党間競争と選挙4 小選挙区比例代表並立制 |
第6回 | 日本の政党間競争と選挙5 1票の格差と選挙制度 |
第7回 | 参議院の選挙制度と民意 |
第8回 | 政党支持態度 |
第9回 | 無党派層の増大と政党支持 |
第10回 | 投票行動と政党1 |
第11回 | 投票行動と政党2 |
第12回 | 日本の政党システム1 1955年体制 |
第13回 | 日本の政党システム2 1993年以降の政党政治 |
第14回 | 政党と政権 連合の理論 |
第15回 | まとめと授業内試験 |