経済学演習Ⅰ
担当者奥田 英信教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

経済発展における金融の役割、金融発展の過程と仕組み、について勉強します。
途上国の経済発展について、金融面でのメカニズムについて興味のある人を、対象としています。

授業の到達目標

経済発展における金融の役割について、基礎的な知識を説明できる。
途上国の金融発展について、実態を説明できる。
途上国の金融発展に関する経済分析の手法を利用できる。

成績評価の方法および基準

ゼミへの参加度、ゼミ報告の水準などから、総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『新版 開発金融論』奥田・三重野・生島日本評論社
参考文献ゼミナールで利用する文献や資料については、最初のゼミで、相談して決めます。

準備学修の内容

報告者は、相談して決めた文献・資料を丁寧に読んで、報告用のメモを作成してきてください。
それ以外の参加者は、疑問点をリストアップしてきてください。

その他履修上の注意事項

毎回、参加することが履修条件です。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:ゼミナールの進めかたを相談して、具体的な予定を決めます。以下は、暫定的な予定の一案です。
第2回経済発展における金融の役割とは何か
第3回過去半世紀の開発金融政策パラダイムの変遷
第4回東南アジア諸国における開発金融パラダイム:産業高度化と金融制度
第5回東南アジア諸国における開発金融パラダイム:金融制度への政治的社会的要素の重要性
第6回東南アジア諸国における開発金融パラダイム:近年の課題
第7回金融発展における銀行と市場:銀行と市場の機能と経済発展
第8回金融発展における銀行と市場:東南アジアの経験
第9回途上国の銀行とその経営特性
第10回金融発展における外国銀行の役割
第11回途上国の銀行のミクロ経済分析:効率性
第12回途上国の銀行のミクロ経済分析:効競争度
第13回途上国の銀行のミクロ経済分析:資本構成
第14回途上国の証券市場:必要性と制約
第15回途上国の証券市場:東南アジア諸国の経験