国際政治学特殊講義Ⅱ
担当者渡邊 啓貴教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングINR-304

授業の概要(ねらい)

ヨーロッパ統合の歴史・理論・展開について検討する。 統合を国⺠国家の発展の中で捉え、危機時の「国境を越 えたリス トラ」と解釈する。新しい統合の理解の仕方について学生にも問いを投げるが、ディスカッションや討論といった形で学生に も反応してもらう。

授業の到達目標

国際社会の中でのヨーロッパ統合の理論と歴史、その仕 組みや意義について習得する

成績評価の方法および基準

試験(70%)・出席(30%)で評価する

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 ヨーロッパ国際関係史渡邊啓貴編著 有斐閣
教科書よくわかるEU政治  坂井一成編著ミネルヴァ書房
参考文献

準備学修の内容

日ごろから欧州の動向について新聞・雑誌記事、関連文献などでカバーしておくこと。

その他履修上の注意事項

パワーポイントを使うが自分自身のノートを作ることが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回1970年代通貨統合の試みとユーロペシミズム
第2回域内市場統合
第3回マーストリヒト条約とEUの構造
第4回共通通貨導入とユーロ経済圏
第5回ユーロ危機と経済同盟の発展
第6回政治統合の歴史 ①EDC構想の挫折とフーシェプラン
第7回政治統合の歴史 ②政治協力EPC
第8回政治統合の歴史 ③冷戦終結と危機管理
第9回政治統合の歴史 ④CFSP(共通外交安全保障政策)へ
第10回政治統合の歴史 ⑤ESDP(欧州安全保障防衛政策)からPESCO(常設防衛機構)へ
第11回BREXIT
第12回大西洋同盟関係の歴史と現状①
第13回大西洋同盟関係の歴史と現状②
第14回大西洋同盟関係の歴史と現状③
第15回まとめと期末試験