国際刑事法Ⅰ
担当者増田 隆教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングCRL-309

授業の概要(ねらい)

国際刑事法について日本語で講述する。国際刑事法(国際刑法)は、「国際法的な刑法」とも「刑法的な国際法」ともいいうる学際的分野であり、さらに、歴史も浅い新しい学問でもある。国際刑事法の射程は、大まかにいって、刑法適用法、国際司法共助、刑事国際法(国際刑事裁判所規程)に三分されるが、本講では前二者のみを扱う。

授業の到達目標

①三年次選択科目として位置づけられる。
②実例を標準的な考え方(学説)の角度から分析できるようになること。

成績評価の方法および基準

出席は単位取得の前提条件である。成績評価については、筆記試験(若しくはレポート、60%)及び2回の小テスト(40%)で行う予定である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『新しい国際刑法』(2002年)森下忠信山社
教科書『現代国際刑事法』(2018年)城祐一郎成文堂
参考文献『Introduction to International Criminal Law』(2nd Revised Edition:2012年)M. Cherif BassiouniMartinus Nijhoff

準備学修の内容

教科書の該当箇所を通読してもらいたい。

その他履修上の注意事項

私語厳禁。授業レベルは刑法総論・各論に関する基礎知識を習得した学生に合わせる。それゆえ、刑法総論、刑法各論が既習であることが望ましい(同時履修可)。また、刑事訴訟法及び国際法の授業も履修することをお勧めしたい。なお、レジュメ等は、理由の如何を問わず、授業時のみに配布する。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回国際犯罪・国際刑法の概念
第3回刑法適用法(1)
第4回刑法適用法(2)
第5回刑法適用法(3)
第6回刑法適用法(4)
第7回まとめと確認テスト
第8回国際司法共助(1)
第9回国際司法共助(2)
第10回国際司法共助(3)
第11回国際司法共助(4)
第12回国際司法共助(5)
第13回国際司法共助(6)
第14回まとめと確認テスト
第15回復習