国際金融論Ⅰ
担当者二村 英夫教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングMOF-301

授業の概要(ねらい)

 国際金融論の基礎理論について説明いたします。国際マクロ経済の枠組みを理解し、国際収支の仕組み、外国為替市場、為替レートの決定理論、国際通貨制度の変遷などが授業内容となります。

授業の到達目標

 国際収支や為替レートなど国際金融でよく使われる専門知識の基礎を習得すること、また、現在、国際金融の発達した経済環境における種々のリスクの認識や対応などの知識を得ることを主眼とします。

成績評価の方法および基準

 出席状況(25%)と授業内に出す課題(25%)、学期末に行う試験(50%)で総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『入門国際金融(第4版)』高木信二 日本評論社
参考文献『ゼミナール国際経済入門』伊藤元重 日本経済新聞社
参考文献『新しい国際金融論』勝悦子有斐閣

準備学修の内容

 講義で配布された資料をもとに復習することを薦めます。

その他履修上の注意事項

 国際金融論Ⅰと国際金融論Ⅱは継続して履修することを推奨します。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 国際マクロ経済の枠組み
第3回 国際収支の仕組み
第4回 外国為替市場
第5回 為替リスク
第6回 金融派生商品取引
第7回 国際通貨制度の変遷(金本位制度)
第8回 国際通貨制度(戦間期の通貨制度、金本位制度の崩壊)
第9回 国際通貨制度(ブレトンウッズ制度 固定レート制度)
第10回 変動レート制度
第11回 為替レートの決定理論(長期均衡)
第12回 為替レートの決定理論(実質為替レート、マネタリーアプローチ)
第13回 為替レートの決定理論(短期均衡)
第14回 為替レートの決定理論(期待の役割、オーバーシューティング)
第15回 まとめ