国際ボランティア概論Ⅰ
担当者川口  純
単位・開講先選択  2単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングSWS-101

授業の概要(ねらい)

グローバル化の進展に伴い、従来一か国で解決出来ていた問題(環境、紛争、貿易、教育、食料など)も、多国間の協力無しには対応出来なくなっている。そのような状況の中、国際ボランティアの重要性は増す一途である。授業では国境を越えて検討されるべき課題について理解を深めるとともに、市民社会の担い手としてボランティアの果たすべき役割について理解を深める。

授業の到達目標

国際ボランティアとは、国際協力とボランティア活動の2つの側面を持ち、活動や理念もこの2つの側面から明らかにしていく必要がある。履修者は、具体的な国際ボランティア活動事例を基にボランティア活動の意義と重要性につき、理解を深めることが期待される。また、海外のボランティア事業も参考にしながら、日本の国際ボランティアの特徴と傾向を相対的に把捉することも目標とする。

成績評価の方法および基準

出席点:30点、最終レポート70点、遅刻、迷惑行為は減点の対象とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献国際ボランティア論内海成治・中村安秀ナカニシヤ出版
参考文献国際協力論を学ぶ人のために内海成治世界思想社
参考文献青年海外協力隊事業評価外務省外務省

準備学修の内容

各履修者は、国際的な課題やボランティア活動について、常日頃から関心を高く持ち、新聞やインターネット上の情報を調べておくことを心掛けられたい。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:本講義の目的と概要説明。ペア学習やグループワークによる講義方法の説明。
第2回ボランティア概論Ⅰ:ボランティアの定義と範囲
第3回ボランティア概論Ⅱ:ボランティアの趣旨と役割
第4回ボランティア論からみた国際ボランティア
第5回国際ボランティアと学び
第6回青年海外協力隊の活動Ⅰ
第7回青年海外協力隊の活動Ⅱ
第8回市民参加と国際ボランティア
第9回世界の国際ボランティア活動Ⅰ:アメリカ
第10回世界の国際ボランティア活動Ⅱ:カナダ
第11回世界の国際ボランティア活動Ⅲ:フランス
第12回世界の国際ボランティア活動Ⅳ:スウェーデン
第13回世界の国際ボランティア活動Ⅴ:イギリス
第14回世界の国際ボランティア活動Ⅵ:韓国
第15回講義のまとめと到達度確認