担当者 | 山下 雅之教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SOC-101 |
この授業では、世界に共通する文化現象であるマンガを通して、それぞれの社会の違いと互いの共通点を探る。特に20世紀以降のグローバルな社会変化の中で、マンガがそれぞれの国や地域において果たしてきた役割を考えながら、その社会的な意味を理解する。
20世紀におけるマンガの変遷と、その背後にある社会の変化を通して、文化的な表象の果たす役割について理解し、同時に各地域におけるマンガの特徴から、その文化的特殊性を理解する。
中間レポート20%と期末試験70%及び授業への積極的な参加10%を基準として評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | フランスのマンガ | 山下雅之 | 論創社 |
参考文献 |
日本や海外のマンガ、アニメ作品についてそれぞれの特徴を理解するため自主的に鑑賞、比較することが望ましい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 世界のマンガの発展と各地域の特徴 |
第2回 | 日本のマンガとヨーロッパ |
第3回 | フランス・ベルギーでのマンガの発展 |
第4回 | ヨーロッパのイラスト文化 |
第5回 | ピエニクレやベカシーヌ |
第6回 | 少女雑誌と少年雑誌 |
第7回 | 風刺イラストと政治問題 |
第8回 | 少年タンタンの冒険 |
第9回 | 植民地主義とマンガの発展 |
第10回 | インド、中国、アフリカ、南米のイメージの変化 |
第11回 | スピルーの誕生とマンガ文化 |
第12回 | エドガー・ジャコブの描く精緻なマンガ |
第13回 | SFの発達:ジュール・ヴェルヌとH.G.ウェルズ |
第14回 | タンタンから発展するマンガ雑誌 |
第15回 | 少年マンガの全盛期 |