担当者 | 敷島 千鶴教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
多様な人間の心理を、質問紙を使って測定した心理調査データを分析することにより、心理の違いを生じさせる要因についての検討を行います。そして、履修者ひとり一人が現代社会の中から問題を提起し、個人の心理と社会との間に生じる相互作用を探究していきます。そのために、①公開された社会調査データの2次利用、及び、②オリジナル尺度開発と質問紙調査の実施という2つのアプローチに依拠した量的調査データの統計的分析を行っていきます。
大量調査データから、これまで気がつかなかった社会の新たな一面を発見し、互いに成果を報告し合うという刺激的な知的作業を体験してもらいたいと思います。
ディスカッションへの参加、プレゼンテーションのパフォーマンス、研究レポートの内容によって評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 |
「心理学研究法Ⅱ(心理調査計画法)」の履修を望みます。
現代日本社会に特有な課題に問題意識をもち、それを2年間かけて緻密に解明していくことのできる意欲と持続力の高い履修者を歓迎します。統計ソフト使用スキルの既習は求めませんが、量的データの解析を進めていくため、授業時間外にもパソコンを使った統計解析作業に積極的に取り組むことが求められます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 統計ソフトSPSSの演習(1) |
第3回 | 統計ソフトSPSSの演習(2) |
第4回 | 統計ソフトSPSSの演習(3) |
第5回 | 社会における心理学的問題の提起 |
第6回 | 研究テーマの考案 |
第7回 | 変数の選択 |
第8回 | 研究計画の発表 |
第9回 | 研究計画の発表 |
第10回 | 2変量データ分析 |
第11回 | 多変量データ分析 |
第12回 | 多変量データ分析 |
第13回 | スライドを用いたプレゼンテーション |
第14回 | 研究論文の発表とディスカッション |
第15回 | 研究論文の完成 |