地理学特殊講義2C-Ⅱ
担当者平野 淳平教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングGGR-204

授業の概要(ねらい)

盆地や平野など狭い地域内にみられるローカルスケールの気候(小気候)は、各地の植生、人々の生活、文化など
に強い影響を及ぼします。この授業では、日本各地のローカルスケールの気候現象を景観要素の一つとしてとらえ、
各地域の小気候の特徴と人間活動と関わりについて地理学的視点から理解を深めることを目指します。

授業の到達目標

ローカルスケールの気候現象の形成要因とその特徴を理解し、説明することができる。
ローカルスケールの気候現象が景観構成要素の一つであることを理解し、具体例をもとに説明できる。
ローカルスケールの気候現象と人間活動(農業、産業、住居様式、地名など)との関わりを理解し、これについて具体例をもとに説明できる。

成績評価の方法および基準

試験(80%)と受講態度(20%)をもとに評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない
参考文献『学んでみると気候学はおもしろい』日下博幸べレ出版
参考文献『風と人びと』吉野正敏東京大学出版会
参考文献『気候地名をさぐる』吉野正敏学生社

準備学修の内容

毎回の授業内容を復習するようにしてください。

その他履修上の注意事項

居住地や出身地の気候に関心を持つように心がけてください。
高校で使用したものでよいので地図帳を持参することを勧めます。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス・履修上の注意
第2回気候現象の空間スケール
大気候・中気候・小気候・微気候
第3回小気候の調べ方
第4回海岸の気候
第5回平野の気候
第6回盆地の気候
第7回山地の気候
第8回気候景観①
防風林・屋敷林
第9回気候景観②
偏形樹
第10回気候景観③
気候と住居
第11回小気候と農業①
第12回小気候と農業②
第13回気候地名①
第14回気候地名②
第15回まとめと試験