| 担当者 | 小山 俊樹教員紹介 | |
|---|---|---|
| 単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
| 科目ナンバリング | JPH-214 | |
本講義は、近現代における日本政治史を扱う。具体的には、日中戦争の勃発から第二次世界大戦の敗戦にいたる政治動向を、日本政治の特質、および対外関係・経済状況・社会変動などの視点から講義し、現代に通じる課題を提起していく。
受講生各位が近現代日本の歴史に関心をもち、昭和戦時期の政治・外交・経済の概略を説明できるようになること。
試験の成績を重視して、総合的に評価する。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 大学でまなぶ日本の歴史 | 木村茂光ほか | 吉川弘文館 |
| 参考文献 | 政党から軍部へ（日本の近代⑤） | 北岡伸一 | 中央公論新社 |
| 参考文献 | 戦争・占領・講話（日本の近代⑥） | 五百旗頭真 | 中央公論新社 |
| 参考文献 | アジア・太平洋戦争（日本近現代史⑥） | 吉田裕 | 岩波書店 |
講義内で示された文献や、関連事項を扱う書籍を読み進めること。基本事項確認のため、高等学校での教科書・参考書などを参照してもよい。
本講義は、細かい年代や事象の暗記を目的とするものではない。講義内容をもとに思考を重ね、自分自身の感想を持つようにしてほしい。
| 回 | 授業内容 |
|---|---|
| 第1回 | ガイダンス・講義内容などについて |
| 第2回 | 第一次近衛文麿内閣―日中戦争の混迷と戦時体制の構築（１） |
| 第3回 | 第一次近衛文麿内閣―日中戦争の混迷と戦時体制の構築（２） |
| 第4回 | 平沼騏一郎内閣―ヨーロッパ情勢の変化と日本（１） |
| 第5回 | 平沼騏一郎内閣―ヨーロッパ情勢の変化と日本（２） |
| 第6回 | 阿部信行・米内光政内閣―現状維持派の限界 |
| 第7回 | 第二次近衛文麿内閣―近衛新体制・三国同盟・日米交渉（１） |
| 第8回 | 第二次近衛文麿内閣―近衛新体制・三国同盟・日米交渉（２） |
| 第9回 | 第二次近衛文麿内閣―近衛新体制・三国同盟・日米交渉（３） |
| 第10回 | 第三次近衛文麿・東条英機内閣―日米開戦への道（１） |
| 第11回 | 第三次近衛文麿・東条英機内閣―日米開戦への道（２） |
| 第12回 | 小磯国昭・鈴木貫太郎内閣―終戦をめぐる政治過程（１） |
| 第13回 | 小磯国昭・鈴木貫太郎内閣―終戦をめぐる政治過程（２） |
| 第14回 | 東久邇宮稔彦王・幣原喜重郎内閣―戦後日本の出発 |
| 第15回 | まとめ・最終講試験 |
