日本史特殊講義6C-Ⅰ
担当者山下 須美礼教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-211

授業の概要(ねらい)

本講義では、18世紀後半以降の江戸幕府の国際関係に関する事柄を主に取り上げる。それぞれの事柄についての世界史的背景、国内の政治状況や社会状況との関わりに触れながら、開国へとつながる時代について検討を行う。

授業の到達目標

国際関係に関する事柄の経緯を理解し、幕府の対応や社会の動きとの連動性について考察できるようになること。

成績評価の方法および基準

①中間試験(40%)
②期末試験(40%)
③毎回のリアクションペーパーの内容(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献日本の時代史20 開国と幕末の動乱井上勲吉川弘文館
参考文献近世後期政治史と対外関係藤田覚東京大学出版会
参考文献全集日本の歴史 第12巻 開国への道平川新小学館
参考文献全集日本の歴史 第13巻 文明国をめざして牧原憲夫小学館

準備学修の内容

毎回の授業内で提示するテーマについて、授業後に各自で調査や考察を行ない、次の授業のリアクションペーパーにその成果を反映させること。

その他履修上の注意事項

・レジュメが配布されることに安心せず、メモやノートをしっかりとること。
・講義内容をもとに自分自身で思考し、視野や関心を広げていってほしい。
・授業内容については、進捗状況等により多少の変更の可能性あり。

授業内容

授業内容
第1回授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス
第2回江戸幕府と「鎖国」-近世の外交体制-
第3回近世の蝦夷地とアイヌ
第4回ロシアの接近
第5回日本の北方認識
第6回松前藩と幕府
第7回大黒屋光太夫とラクスマン
第8回前半のまとめと中間試験
第9回レザノフ来航
第10回蝦夷地直轄化をめぐる動向
第11回ゴロヴニン事件と高田屋嘉兵衛
第12回異国船打払令
第13回シーボルト事件
第14回モリソン号事件から薪水給与令まで
第15回後半のまとめと期末試験