日本史特殊講義6C-Ⅱ
担当者山下 須美礼教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-212

授業の概要(ねらい)

本講義では、春期に引き続き幕末の国際関係に関する事柄を主に取り上げる。それぞれの事柄についての世界史的背景、国内の政治状況や社会状況との関わりに触れながら、明治へとつながる時代について検討を行う。

授業の到達目標

国際関係に関する事柄の経緯を理解し、幕府の対応や社会の動きとの連動性について考察できるようになること。

成績評価の方法および基準

①中間試験(40%)
②期末試験(40%)
③毎回のリアクションペーパーの内容(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献日本の時代史20 開国と幕末の動乱井上勲吉川弘文館
参考文献近世後期政治史と対外関係藤田覚東京大学出版会
参考文献全集日本の歴史 第12巻 開国への道平川新小学館
参考文献全集日本の歴史 第13巻 文明国をめざして牧原憲夫小学館

準備学修の内容

毎回の授業内に提示するテーマについて、授業後に各自で調査や考察を行ない、次の授業のリアクションペーパーに、その成果を反映させること。

その他履修上の注意事項

・レジュメが配布されることに安心せず、メモやノートをしっかりとること。
・講義内容をもとに自分自身で思考し、視野や関心を広げていってほしい。
・授業内容については、進捗状況等により多少の変更の可能性あり。

授業内容

授業内容
第1回授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス
第2回江戸時代後期の海防
第3回海外情報の収集
第4回ペリー来航
第5回プチャーチン来航
第6回和親条約の調印
第7回通商条約の調印
第8回前半の授業のまとめと中間試験
第9回開港の影響
第10回居留地と外国貿易
第11回日本人の海外渡航
第12回万国博覧会への参加
第13回訪日外国人の見た幕末明治の日本
第14回西洋文化の受容
第15回後半の授業のまとめと試験