日本史特殊講義4C-Ⅱ
担当者山本 英貴教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングJPH-208

授業の概要(ねらい)

 本授業は、受講生が江戸時代における茶道の歴史と鉱山開発の歴史について理解を深めることを目標としている。茶道では、三千家と総称される表千家・裏千家・武者小路千家はどのようにして成立したのか、また幕末の政治史において重要な役割をはたした井伊直弼にとって茶道とはどのようなものであったのか、などについて検討する。鉱山では、鉱山内の秩序を守るために形成された固有の法や集団について取り上げる。

授業の到達目標

 茶道の歴史を説明できるようになる。
 幕藩領主の鉱山政策および鉱山における鉱夫組織や独自の法体系について理解を深める。

成績評価の方法および基準

 中間テスト(50%)
 期末テスト(50%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献①『昔の茶の湯 今の茶の湯』(1985年) ②『近世鉱山社会史の研究』(1996年)①熊倉功夫
②荻慎一郎
①淡交社
②思文閣出版

準備学修の内容

 授業プリントを見直すとともに、わからない部分は授業で示した参考文献の該当箇所を読み、確認すること。

その他履修上の注意事項

 他の受講生の迷惑になるため、交通機関の遅れなど特段の理由のない限り、開始30分を経過してからの入室は控えること。
 授業内容については、進捗状況などにより変更する可能性がある。

授業内容

授業内容
第1回 授業の内容・進め方についての説明
第2回 家元制度の成立
第3回 家元制度の変遷と評価
第4回 三千家の成立
第5回 宗旦四天王と元禄文化
第6回 武家茶道の歴史
第7回 井伊直弼と茶道
第8回 中間テストとまとめ
第9回 幕藩領主の鉱山政策
第10回 鉱山社会と法
第11回 鉱山社会と鉱夫集団
第12回 石見銀山の開発
第13回 別子銅山の開発と地域社会
第14回 秩父鉱山と湯之奥金山の開発
第15回 期末テストとまとめ