担当者 | 蔡 易達 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HAA-202 |
本講義は、後期として「日台関係」というテーマについて戦後、台湾のポストコロニアリズム(1945~2000)の過程を解明するものである。
とりわけ、国交断絶前とその後における日本との政治・経済・文化の相互関係に対して、その内容と影響を究明することを目指す。
講義のほかに、ビデオなど適宜映像・音声資料を使用する。なお、植民地研究の研究者を特別講師として招聘する場合もある。
近代史を翻弄する帝国主義と植民地主義の実態を究明し、第二次世界大戦後アジアの国際関係との繋がりを理解することを目標とする。
毎回授業後、200字程度の感想文を書く。その内容(50%)と期末に提出するレポート(50%)により評価する。
なお、講義回数の3分の2以上出席することは単位修得の必須条件とする。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 毎回、授業前にプリントを配布する。 | ||
参考文献 | 「台湾の政治――中華民国台湾化の戦後史」 | 若林正丈 著 | 東京大学出版会 |
参考文献 | 「台湾を知る」 | 蔡 易達 他訳 | 雄山閣 |
参考文献 | 「台湾」 | 伊藤 潔 著 | 中公新書 |
参考文献 | 「日台関係史 1945~2008」 | 川島 真 他著 | 東京大学出版会 |
講義の内容に関する参考文献に当たって、MELIC(Media Library Center)を活用し、また大学の外へ足を運んで、博物館、資料館、図書館など、実物を見ながら調査・研究を進めてほしい。通年の履修を望む。
大学に通えているのは保護者の方のおかげである。少しでもさぼり気味になりそうな時は御両親の顔を思い浮かべてください。汗水垂らして稼いだお金があるからこそ、あなたは大学に通えているのである。それを頭の中に置いておくだけでも、自然と頑張ろうという気になれるはず。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | ポストコロニアリズム(Postcolonialism)への道 |
第3回 | 戦後初期の空白期 |
第4回 | 戦後初期の混乱期と台湾人アイデンティティの形成 その1.「228事件」 |
第5回 | 戦後初期の混乱期と台湾人アイデンティティの形成 その2.「白色テロ」 |
第6回 | 「中日和約」とサンフランシスコ条約 |
第7回 | 日華国交存続期間の政治経済概況 |
第8回 | 日中国交回復と日華国交断絶 |
第9回 | 開発独裁と権威主義体制 |
第10回 | 海外における台湾人の自覚運動 |
第11回 | 台湾島内における民主化の過程 |
第12回 | 「湾生」と「日本語人」 |
第13回 | 台湾人の歴史認識 |
第14回 | 台湾人の「親日感情」について |
第15回 | まとめ――今後の日中台関係を考える |