都市と防災Ⅰ
担当者関  英男
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2018年度以降]
科目ナンバリングPOL-305

授業の概要(ねらい)

災害対応では、不特定多数を迅速かつ確実に動かすコントロール手法が重要になります。また、人権侵害や優先順位などが問題になります。この講義では、行政がどう規制し、どう助成したか、どう自己評価し、どう変えたかに焦点を当てます。大都市における最近の事例と被害予想、災害対応の歴史と現状について対象とします。

授業の到達目標

防災行政の基礎知識と勘所を身につける。そのために、映像も含めて、多くの情報を提供します。

成績評価の方法および基準

期末レポートで75%。出席は毎回取り、適宜感想を書いてもらい25%。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用しない。
参考文献『防災白書』のサイトを初め、内閣府防災、総務省消防庁、自治体などの防災のサイト。
新聞社や、過去の震災などのデータベースサイト。

準備学修の内容

行政学、地方自治、近現代日本政治の知識があれば、より理解しやすくなります。

その他履修上の注意事項

防災関連のサイト・記事を、頻繁に見るようにしてください。そして、考えてください。期末レポートは、自分の出身地とかを対象に、できるだけ細かいテーマで書いてください。卒業論文を書く訓練として、早めに着手してください。

授業内容

授業内容
第1回首都圏直下型地震の被害予想
第2回首都圏大水害の被害予想
第3回熊本地震の対応
第4回阪神大震災と東日本大震災の対応
第5回最近の台風被害の対応
第6回阪神大震災以前の災害対応
第7回インシデント・コマンド・システム(ICS)
第8回アメリカの最近のハリケーン対応
第9回防災に関する法制度と計画
第10回内閣府防災担当
第11回消防
第12回日本軍・自衛隊による救援
第13回警察・国土交通省・海上保安庁による救援
第14回自治体の災害時広域支援
第15回気象庁