通訳論Ⅱ
担当者大野 雅子教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングENG-306

授業の概要(ねらい)

この授業においては通訳ガイドと通訳の実践的練習を行う。通訳ガイドと通訳は異なる技能を必要とする異なる職種である。前半は通訳ガイドのトレーニング。日本文化の様々な側面を外国人観光客に英語で説明する実践練習を行う。後半は通訳のトレーニング。通訳において重要なのは、英語から日本語へ、または日本語から英語へ、すばやく変換することである。そのためのトレーニングとして、単語のクイック・レスポンス、英語の順番に日本語に訳していくサイト・トランスレーション、間を置きながら訳していく逐次通訳、同時に訳す同時通訳を行う。

授業の到達目標

1. 通訳ガイドに必要な日本文化についての知識を修得する。
2. 通訳ガイド・通訳を行うために十分な語彙力を身につける。
3. 通訳に必要なスキルを身につける。
4. 英語のリスニング力を養う。

成績評価の方法および基準

授業内発表 と授業内提出物40%、単語テスト20%、中間テスト20%、期末テスト20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献はじめてのウィスパリング同時通訳柴田バネッサ南雲堂
参考文献『ゼロからスタートEnglish』vol. 57、「日本の春を英語でガイドしよう」Jリサーチ出版
参考文献『ゼロからスタートEnglish』vol. 58、「日本の夏を英語でガイドしよう」Jリサーチ出版
参考文献『ゼロからスタートEnglish』vol. 59、「日本の秋を英語でガイドしよう」Jリサーチ出版
参考文献『ゼロからスタートEnglish』vol. 60、「日本の冬を英語でガイドしよう」Jリサーチ出版

準備学修の内容

配布プリントの英語の意味を調べてくる。授業で学んだ英語表現を使って口頭で発表できるようにする。単語テストをほぼ毎週行うので、授業で学んだ英語表現のスペリングや意味を覚える。

その他履修上の注意事項

通訳とは実践である。講義形式の授業ではない。主体的に授業に参加し、積極的に英語を話そうとすることが重要である。
1年次配当の「翻訳・通訳入門I・II」(大野雅子担当)を履修していることが望ましい。
同時限に開講される澤田悠紀先生の「通訳論II」は上級クラス、このクラスは初級クラスである。このクラスにおいてSを取得することはできない。Aは上位10%程度。上級クラスにおいては、初回の授業でテストを行い、履修資格者を決定する。そのテストで漏れた学生は2回目以降、この初級クラスに参加することができる。
上記の上級クラス履修資格テストを受験しない学生は初回から授業に参加すること。

授業内容

授業内容
第1回授業説明、日本の秋冬の食べ物
第2回日本の秋の紅葉スポット
第3回日本の祝日
第4回日本のおせち料理と鍋料理
第5回日本の雪まつりとスキースポット
第6回日本の温泉
第7回まとめと中間テスト
第8回単語のクイック・レスポンス
第9回日英サイト・トランスレーション(1)日本のニュース
第10回日英サイト・トランスレーション(2)世界のニュース
第11回日英逐次通訳(1)日本のニュース
第12回日英逐次通訳(2)世界のニュース
第13回日英同時通訳(1)日本のニュース
第14回日英同時通訳(2)世界のニュース
第15回復習