美術史・文化遺産特殊講義2C-Ⅱ
担当者三宅 秀和
単位・開講先選択必修  2単位 [史学科]
科目ナンバリングFAH-204

授業の概要(ねらい)

伊藤若冲や曾我蕭白、円山応挙や池大雅など、多彩な画家・画風を生み出した18世紀の京都画壇をとりあげる。授業では、毎回、当該期の人気画家や作品に関する重要な論文、最新の研究などを詳しく解説し、受講生が美術史の様々な研究方法について知ることを目的とする。さらに、18世紀の京都画壇の特質や、それを生み出した歴史的背景、受容者の美意識について考察する。こうした諸知識をふまえて、受講生にこの時代の作品の読み方を伝えたい。

授業の到達目標

受講生が、絵画資料の多角的な研究方法について知ること。絵画資料のディスクリプション(作品を言葉で描写すること)ができるようになること。

成績評価の方法および基準

学期末試験(80%)と平常点(展示見学会への参加、リアクションペーパーの質など)(20%)をもとに評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

積極的に美術館、博物館に行き、実物をよく観察すること。 必要な論文を入手すること。

その他履修上の注意事項

授業で展覧会見学会を行うことがある。

授業内容

授業内容
第1回授業の内容と進め方の説明
第2回18世紀の京都画壇を生み出した歴史的背景
第3回鶴沢派と石田幽汀
第4回南蘋派の流行
第5回円山応挙①
第6回円山応挙②
第7回長沢芦雪
第8回伊藤若冲①
第9回伊藤若冲②
第10回曾我蕭白①
第11回曾我蕭白②
第12回池大雅①
第13回池大雅②
第14回展覧会見学会
第15回まとめと試験