旅行産業経営論特講
担当者
単位・開講先選択  2単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 グローバル化と高度情報化が進む社会の中で、日本の産業構造は大きな変貌を遂げている。政治の 枠組みが目まぐるしく変わる中でも、 「観光」は日本の成長戦略の大きな柱として位置づけされている。
 この科目の目的は、観光の中で重要な位置を占める旅行産業の役割を、地域の活性化、国際収支、運 輸・宿泊業との関連など多面的な角度から明らかにしていくことにある。
 授業の進め方は、学部の「旅行産業経営論Jと ほぼ同じフレームの課題を取り上げつつ、より専門的な 立場から、旅行産業経営を検討する。

授業の到達目標

 国家の政策における旅行業の役割、経営における今後の課題など、旅行産業に関するかなり突っ込んだ政策・経営課題が理解できることを目標とする。

成績評価の方法および基準

 期末試験(70%)ならびに期中レポート(30%)により評価する。授業への取組姿勢ないし出席状況が悪い場合は減点す る。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 なし
参考文献 適宜資料を配布する

準備学修の内容

 国土交通省および観光庁の政策・取組に関するニュースに目を通すこと。
 授業で投影したスライドは毎回LMSに登載しておくので、目を通して復習すること。また予習としては、シラバスに沿って、次回の授業に関する情報を調べておくこと。

その他履修上の注意事項

 観光に関するニュースに積極的に触れて、疑間点はどんどんぶつけてはしい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション&自己紹介
第2回観光の現代的意義と影響、効果
日本の旅行市場
第3回旅行業の業態・業種区分と業種別営業内容
第4回インバウンドの現状
第5回インバウンドの課題
第6回外国における旅行史
日本における旅行史
第7回テーマ別観光(ニューツーリズム)
第8回MICE産業
第9回地域づくりと旅行業
第10回観光政策と観光行政
第11回旅行業のマーケティングの特徴と内容
第12回旅行業の経営(経営理念、連結決算、関連事業)
第13回第1回~第12回の振り返り復習
第14回旅行業の課題と展望
第15回まとめとテスト