幼児と表現(音楽)
担当者田﨑 教子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [初等教育学科 初等教育コース]
科目ナンバリングESS-117

授業の概要(ねらい)

 幼児は日常生活や遊びの中で、自由にイメージを膨らませ、豊かに表現する。保育者には、そのような幼児のあるがままの姿を捉え、「表し」に気づき、「表し」の内側にある心を感じ取る力が必要である。また、同時に表現の「モデル」となって発信する力も必要である。
 本授業では、領域「表現」のねらいと内容のうち、主に音楽表現に焦点をあて、保育者に必要な音楽的知識を学ぶと共に、それらを実践的な活動に結びつけられる力を身に付ける。

授業の到達目標

1.領域「表現」のねらいと内容について理解する。
2.領域「表現」のうち音楽表現に関わる基本的な音楽理論を理解する。
3.基本的な音楽理論を用いて、様々な音楽表現が展開できる力を身に付ける。

成績評価の方法および基準

①発表   60%
②提出物  30% 
③平常点  10%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『幼稚園教育要領』(平成29年3月告示)文部科学省フレーベル館
教科書『保育所保育指針』(平成29年3月告示)厚生労働省フレーベル館
教科書『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』(平成29年告示)内閣府 文部科学省 厚生労働省フレーベル館
教科書『誰でも弾けるこどもの歌50選』田﨑教子編著ドレミ楽譜出版社
参考文献

準備学修の内容

活動によって、自宅での練習を必要とするものがあります。充分に練習をして臨んでください。
授業内容により、教材、教具を必要とする場合があります。予め準備をして臨んでください。

その他履修上の注意事項

グループワークを行う際は、積極的に活動に参加し、協調性をもって臨んでください。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス、シラバス説明
領域「表現」から小学校「音楽科」への連携・接続について
第2回領域「表現」のねらいと内容について
子どもの歌を歌う①
第3回「表現」における音楽表現とは
子どもの歌を歌う②
第4回幼児用楽器について
子どもの曲を奏でる①
第5回幼児用楽器の奏法について
子どもの曲を奏でる②
第6回音楽と言葉の関わりについて①
第7回音楽と言葉の関わりについて②
第8回音楽表現に関するグループ発表(1)
第9回子どもの曲をアレンジする①
第10回子どもの曲をアレンジする②
第11回総合的な表現活動の展開
第12回総合的な表現活動の展開
第13回保育者による発信的な音楽表現
第14回子どもの音楽表現に対する応答的な援助
第15回音楽表現におけるグループ発表(2)