世界の情勢(アメリカ)Ⅱ
担当者軽部 謙介教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングARS-108

授業の概要(ねらい)

 「世界で一番強い国はどこか」と聞かれれば「アメリカ」と答える人が多いでしょう。確かにこの国は経済力や軍事力などで抜きんでたパワーをもっていますが、同時に最近はその力に陰りが見えてきたと指摘されています。また、国内的には政治的な対立が深まっており、社会の分断や格差の拡大などがそれに拍車をかけています。アメリカはどこに行こうとしているのか。経済問題や社会問題を軸に、アメリカの今を考えます。具体的にはアメリカ産業界・金融界の構造、経済政策の特徴、格差や人種差別の現状、アメリカ報道界の実態などを材料にします。

授業の到達目標

 アメリカの経済や社会の仕組み理解するとともに、格差などこの国の現状を理解する。

成績評価の方法および基準

 授業への取組姿勢、授業中に課すレポート、出席回数、期末試験などを重視します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献「ヒルビリー・エレジー」JD・バンス光文社
参考文献「帰還兵はなぜ自殺するのか」D・フィンケル亜紀書房
参考文献「貧困大国アメリカ」「同2」堤未果岩波新書
参考文献「バーナンキは正しかったのか」D・ウェッセル朝日新聞出版
参考文献「トランプ報道のフェイクとファクト」立岩陽一郎かもがわ出版

準備学修の内容

 参考文献に少しでも目を通して授業に臨むことが望ましい。

その他履修上の注意事項

 米国のみならず国際情勢などにも興味を持ってください。

授業内容

授業内容
第1回この授業の対象範囲や授業の進め方について説明します。
第2回歴史と地理
第3回アメリカ経済の発展
第4回アメリカ産業の構造
第5回アメリカ農業の実態
第6回アメリカの金融
第7回リーマンショックとは何だったのか
第8回中央銀行と経済
第9回アメリカの経済支配力
第10回広がる格差
第11回人種差別はなくなったのか
第12回多様性の現在
第13回アメリカの報道(その1)
第14回アメリカの報道(その2)
第15回まとめ