担当者 | 木下 浩一教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修B 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-206 |
ジャーナリズムを古典的な分類法によって細分化すれば、送り手/受け手/メディア/コンテンツ/効果の5つに分けられます。本講義では主に、新聞におけるコンテンツ、つまり新聞記事を扱います。
新聞記事は複雑な力学のなかで生成されるため、さまざまなバイアスがかかっています。特定の新聞記事は、ある視点と視角から書かれます。したがって読者は、ひとつの新聞記事やニュースを、多面的・多角的にみる必要があります。
将来ジャーナリストを目指すひとはもちろん、一般市民あるいは社会人にとっても、新聞記事の「読み書き能力(リテラシー)」は重要です。批判的に読み、批判的に書く能力は、就職活動においても必須です。参加者と共有しながら、能力を高めましょう。
*新型コロナ・ウイルスの状況によって、内容を変更する場合があります。コロナ禍が維持・拡大の場合、コロナ関連のジャーナリズム状況を採り上げます。
*本講義は対面を想定していますが、新型コロナ・ウイルスの状況によっては、オンラインとなる可能性があります。
1)卒業レポートや卒業論文の執筆において必要となるであろう、ジャーナリズム分析の能力を身につける。
2)いくつかのイシュー(issue:社会問題/論点)に興味をもち、「定点観測」する習慣をつける。
3)そのイシューについての解説記事や解説レポートが執筆できる。
期末レポート(60%)と課題提出(40%)をもって評価する。
課題提出は、LMSの「掲示板」を使用する予定である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | *教科書は特に指定しない。 | ||
参考文献 | 『プロセスが見えるメディア分析入門』 | 藤田真文・岡井崇之、他 | 世界思想社、2009年 |
▼授業では新聞記事を多用します。新聞記事や授業の内容から、1)興味関心を広げる、2)関心を絞り込む、3)特定の事例について調べる、4)再び受講する。1)から4)を繰り返し、講義に臨んでください。
▼実習以外の時間に、自らが選んだテーマについて、各自でコンテンツ分析(場合によってはメディア分析)を行ってください。
▼「ジャーナリズム演習基礎」を履修していることが望ましい。
▼他の報告者のプレゼンテーションも、他人事(ひとごと)ではなく、自分が担当しているかのように参加してください。「引き受ける」態度は、学問においても仕事においても重要です。
▼批判的に議論しましょう。ただし、批判的というのは、必ずしも否定を意味しません。端的にいえば、是々非々です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス、イントロダクション |
第2回 | 新聞データベースの利用 *第2回以降、新型コロナ・ウイルス関連を多く採り上げる可能性がある。 |
第3回 | 分析と講評(1) |
第4回 | 分析と講評(2) |
第5回 | 分析と講評(3) |
第6回 | 分析と講評(4) |
第7回 | 分析と講評(5) |
第8回 | 分析と講評(6) |
第9回 | 分析と講評(7) |
第10回 | 分析と講評(8) |
第11回 | 分析と講評(9) |
第12回 | 分析と講評(10) |
第13回 | 分析と講評(11) |
第14回 | 分析と講評(12) |
第15回 | まとめ |